【月刊コンサドーレ2月号】河合竜二GMインタビュー「戦う集団をもう一度。」《赤黒の肖像》
文=斉藤宏則 写真=溝口明日花
25日の発売日前ですが、途中まで読めます
道新スポーツデジタルでは、毎月発行されている「月刊コンサドーレ」の記事の中から一部を抜粋し、発売に先がけて公開します。今回は1月25日に発売される2月号から河合竜二GM(ゼネラルマネージャー)のインタビュー「赤黒の肖像」を抜粋。記事の途中までですが、購入前の参考にしてください。
河合竜二GMが描くコンサドーレ再建の道
昨年12月、北海道コンサドーレ札幌のGMに就任した河合竜二氏。選手として、そして引退後もクラブの内外から支え続けてきた男が、再び〝勝負の最前線〟に戻ってきた。慣れないGMという立場に戸惑いながらも、揺るがないのは「戦う集団をつくる」という強い信念。クラブの現状を〝どん底〟と表現しながらも、その言葉の裏には、確かな覚悟と未来へのビジョンがあった。人として、そしてコンサドーレの一員として河合竜二はいま、何を想い、何を目指すのか。
肩書はGM、中身は「河合竜二」
―昨年12月にGMに正式就任。そこからおよそ1カ月が経ちましたが、現在の心境を聞かせてください。
GMという役職に就くのは初めてなので、なかなか慣れないですね。僕が就任したタイミングで、すでに2026年に向けたチーム編成作業が始まっていて、「こうしてチーム編成は進んでいくんだな…」と初めて知ったり、あらゆる業務が初経験で、まだまだこれからといった心境です。日々勉強、といった感じですかね。
年明け早々に、やっと新シーズンに向けたチーム編成がおおよそ固まったので、今は少なからずひと段落した感がありますが、「少しでもいいチームにしたい」という思いが強いので、なかなか気が休まりません。キリがないとは思っていながらも、ついいろいろなことを考えてしまいます。ただし、「このメンバーで戦ってください」と、ある程度の自信を持って監督、コーチに伝えられるチームを編成できたと思っています。

―「河合GM」という呼称は板についてきましか。
いやあ、その感覚は全くないですね(笑)。CRC(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)もそうですし、まちのミライの社長についても、自分としては肩書を意識したことがあまりありませんでした。選手生活を終えてからも自分らしく、「河合竜二」らしくやってきたつもりなので、現在も肩書こそGMではありますが、肩書が何であろうと人間・河合竜二として、コンサドーレのために全力を尽くしたいという意識は、ずっと変わらないでしょう。
実務についても、GMというと一般的にプロサッカーの世界ではクラブ経営とチーム強化の双方を統括するイメージだと思いますが、僕のスタンスとしては経営を担う石水創社長と強化部門、監督、チームをうまくつなげていく。そして、強化部門と監督の間、トップチームとアカデミーの間もうまくつなげる。そうした橋渡しの役割が柱になると考えています。その意味では、強化担当としてのキャリアが長い竹林京介フットボール部長や石川直樹アカデミーダイレクターの存在は本当に心強いです。
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■プロフィール 河合 竜二(かわい・りゅうじ)1978年7月14日生まれ、東京都出身。西武台高卒業後、97年に浦和へ加入しプロキャリアがスタート。2003年に横浜F・マリノスへ移籍後は主力として活躍し、03年・04年のJ1リーグ連覇を経験。11年、札幌へ移籍。加入初年度からキャプテンを務め、チームをけん引した。引退後の19年からはコンサドーレのC.R.Cとしてパートナー企業や地域との関係構築に尽力。25年にクラブの運営会社が出資するまちづくり会社、まちのミライの社長に就任し、スポーツを通じた地域活性化に携わり、組織マネジメントの経験を重ねた。選手、キャプテン、そしてフロントと、あらゆる立場でクラブを知るOBとして、新たな責任と覚悟を胸にクラブの未来づくりに挑む。