スノボHP五輪メダリストらが地元W杯凱旋 道産子・山田琉聖&工藤璃星「一緒に表彰台に」
公式練習を終え、笑顔で地元開催のW杯へ抱負を語る㊧山田と㊨工藤=撮影・藤井泰生
銅メダル・山田と5位入賞・工藤
スノーボードハーフパイプW杯(さっぽろばんけいスキー場)の公式練習が5日から始まった。ミラノ・コルティナ五輪に出場した、男子銅メダルの山田琉聖(19、チームJWSC、札幌新川中出)と女子5位の工藤璃星(16、TOKIOインカラミ、札幌北白石中出)の道産子2人はそろって表彰台を誓った。大会は荒天が予想される7日の予選が6日の公式練習後に変更。8日はそのまま男女の決勝が行われる。
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地元・札幌でベストを尽くす
今大会、道産子は山田と工藤の2人のみ。山田は「理想は(工藤)璃星と一緒に表彰台に乗れたらいいんですけど、そんなに考えすぎず自分はやっていく方がベストなパフォーマンスができるのかな」。工藤は「ここにぶつける思いは他のワールドカップとはちょっとだけ違うのかな。(山田と)一緒に良い滑りができて、北海道2人が(表彰台)みたいな感じの記事にできるように頑張りたい」。幻となった〝30年札幌五輪〟の舞台で、道産子2人が盛り上げる。
この日始まった公式練習でパイプの感触を確かめる山田
山田はミラノ・コルティナ五輪で初出場での道産子冬季五輪最年少メダリストになり、2月28日にはアメリカ・アスペンで行われた高額賞金大会「スノーリーグ」で初優勝して今月2日に帰国。10年前には、世界トップクラスの競演は目を輝かせて応援する立場だったが、今大会は優勝候補として〝ホームコース〟に凱旋した。
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紛争の余波で出場キャンセル相次ぐ 「ちょっと…」
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当初は国内外、男女合わせて70人ほどがエントリーしていたが、中東の紛争余波で海外選手を中心に出場キャンセルが相次いだ。男子のエントリーは3日時点で日本勢11人と海外勢4人の15人。「ちょっと寂しい」としながらも、「(金メダルの戸塚)優斗くんとか、海外だと(五輪5位の)ヴァレンティーノ(AUS)とか、ヤン・シェーラー(SUI)とか来てるのがちょっと新鮮。自分の友達もいろいろ来てくれるので。その人たちの前で完璧な滑りをしたい」と意気込んだ。
前日の公式練習中止でようやく一息
ハードスケジュールで疲労はピークだ。2月17日に五輪から帰国すると各メディアに引っ張りだこ。休む間もなく同24日に渡米すると同28日に「スノーリーグ」。優勝はしたが決勝3本目は転倒して背中や頭部を強打した。その後も今月2日に帰国すると3日に母校の札幌新川中を表敬訪問。4日に予定されていた公式練習は中止になり、「やっと落ち着けた。コンディションがそんな良くないのもあって最初はちょっと滑れるかどうかっていう感じだったので、その中できょう滑れて良かったのが一番」。
この日の公式練習では前半のルーティンを重点的に確認。「また新しいことをできたらなって思っていた。点数につながるかどうかは分からないんですけど、ちょっとやってみたいことができたので、とりあえずやってみようと思って練習していた」。6日の公式練習での感触次第では、唯一無二の新ルーティンを、集まったファンへお披露目する。
公式練習に臨んだ工藤
子供の頃から使用する思い出の場所
一方、工藤も過密日程は同じだ。4日のオフは「久しぶりに、お昼ご飯も食べないで、ずっとベッドにいてゆっくりしてました」と休養に充てた。W杯参戦2季目の今季は2位が2度、初出場した1月のXゲームスでも銀メダルと頂点まではあと一歩だ。「地元っていうことで応援をしてくださる方がいっぱいいるなっていう自覚と、小っちゃい頃からここで練習してきた思い出みたいなものを全て思いながら滑って、良いランができて一番上に立てれば」。
まだ16歳のJKながら、周囲への感謝も忘れない。「雪も少ない中、試行錯誤して頑張って(ハーフパイプを)作ってくれた。私は北海道なんで、みんながどれだけ頑張ってるかっていうのはすごく知っている。この大会でしっかり結果で感謝できるようにしたい」。自身の今季W杯最終戦で、シニアの国際大会初優勝を狙う。

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