札幌10年ぶりスノボHPW杯開幕 銅メダリスト・山田琉聖がレッドブルデビュー戦で予選3位通過「翼、授かった」
予選1本目でトリックを決める山田=撮影・北波智史
■スノーボードハーフパイプW杯第6戦(3月6日、さっぽろばんけいスキー場)
▽男女予選
工藤璃星は女子4位で決勝へ
道産子メダリストが豪華競演だ。荒天予報により1日繰り上げでの予選。中東の紛争余波で海外勢が大幅にキャンセルになる中、男子15人、女子8人が出場した。男子のミラノ・コルティナ五輪で道産子初メダルを獲得した札幌出身の山田琉聖(19、チームJWSC、札幌新川中出)は85.5点で3位、女子の工藤璃星(16、TOKIOインカラミ、札幌北白石中出)は4位で予選を通過。男子予選1位は五輪金メダルの戸塚優斗(24)、女子1位は銅メダルの小野光希(22)。出場者全員が8日の決勝に駒を進めた。
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地元の特別感
男子のトップバッターを務めた山田がパイプから勢いよく空中へ飛び出すと、ゴール付近に駆けつけた1000人以上の観客から大きな歓声が上がった。1本目に85.5点で3位につけ、2本目は転倒で点数を伸ばすことができなかったがそのまま順位をキープ。「みんな、地元の友達とかが来てくれてすごい嬉しいですね。やっぱり地元っていうのはすごい特別感があります。練習時間が少なくて、技の完成度もそんなに高くはできなかったけど、とりあえず1本目に決められたっていうのは大きかったかな」。予選後にはファンから写真撮影やサインを求められ、一躍時の人となった存在感を示した。

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2本とも独創ルーティンを貫き通す 「それは自分の…」
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地元ファンに五輪銅メダルを獲得につながった独創性を披露した。1本目はキャブダブルコーク1080を皮切りに、フロントサイド1260、マックツイスト、フロントサイドダブルコーク1080、スイッチダブルチャックでフィニッシュ。2本目は四つ目のトリックをダブルコーク1440に難度を上げた。
「昨日の公式練習から本当にガラッと変えて、きょうは練習でなかなか合わせきれない部分もあったと思うけど、自分なりには1本目に決めることができたのはすごい大きかった」。2本共通で三つ目に繰り出したマックツイストは、高回転化が進む中、五輪でも評価された山田の代名詞ともいえる持ち技。「マックツイストは多分どのルーティンも入れると思うので、それは自分のこだわり」。ジャッジ受けより自らのスタイルを貫き通す姿勢は、これまでと変わりはない。
予選1本目、トリックを決める山田の連続写真
一流の証しレッドブルのヘルメット
この日の公式練習前には、レッドブルデザインのヘルメット授与式に出席。エナジードリンクの世界的大手・レッドブルから同じくサポートを受けるミラノ・コルティナ五輪銅メダルの小野光希(22)と清水さら(16)によるサプライズで行われた。同社はスキージャンプ2022年北京五輪金メダリスト・小林陵侑(29)、同じく女子で歴代最多となるW杯通算69勝を誇る高梨沙羅(29)などアクティブスポーツを中心に夏冬問わず世界の一流アスリートをサポートしている。これで山田も名実ともにトップアスリートの仲間入りだ。8日の決勝へ、「翼、授かりましたね。翼、広げていきたいなって感じです」とさっそく同社のキャッチコピーで意欲を表現。続けて「今よりは絶対、難度を上げたルーティンをできたら」。地元ファンの声援を〝上昇気流〟に変え、自身今季最後のW杯を勝利で締めくくる。
■女子予選で首位と9.5点差の4位で決勝に進んだ札幌出身の工藤璃星
「北海道出身ということで、応援してくれる方が海外でやる大会よりも多いのかなって感じているので、そういった部分での緊張感は少しあります。予選を見てスイッチバックが点数に出るんだなって思って、どうしようって。アーリーファイブで行くのかスイッチファイブで行くのか、やろうと思えばどっちでもできるので、コーチと話し合っていこうかなって思います」
予選2本目でトリックを決める工藤
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