冬季スポーツ
2022/01/20 14:30

住吉 北京表彰台へ気合 スキー女子モーグル最初で最後の大舞台

北京五輪代表に選ばれ、オンライン取材を受ける住吉

 全日本スキー連盟は19日、道内関連7人を含む北京五輪の出場内定選手を発表した。五輪初出場を決めたフリースタイルスキーモーグルの住吉輝紗良(日大4年―俱知安高)は遠征先のフィンランドでオンライン取材に応じ、大舞台への意気込みを語った。

「次は考えてない」


 今季W杯第7戦(カナダ)で4位入賞したことなどが評価され、住吉が代表切符を手にした。
 俱知安高1年時からW杯に参戦。10代のころから世界の大舞台を経験してきた。代表候補に名を連ねていた2018年の平昌五輪は、あと一歩のところで選考漏れ。「五輪は自分にとって辛いものでしかなくなっていた。辛くない日はなかった」と振り返る。
 それから4年。地元を離れて日大に進学後は得意のターンに磨きをかけ、苦手だったエアを強化。昨年2月のW杯では過去最高の3位に入るなど実績を積み、世界との距離を着実に縮めてきた。
 北京五輪は「最後の五輪」と位置づけている。「次の五輪は考えていない。ずっとそのつもりでやってきた。この1回しか経験できないと思っているので、楽しんで滑りたい」。最初で最後の大舞台。道内勢では1998年の長野で金、2002年ソルトレークシティーで銅メダルを獲得した里谷多英さん以来、5大会ぶりの表彰台を狙う。

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