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【達孝太の覚醒前夜㊦】制球力と〝リカバリー力〟向上でプロ初勝利 今季8勝も「ボールは全然だと思っている」
明白だった課題 制球難と少ない球種
日本ハムの達孝太投手(21)が高卒4年目の今季、8勝2敗、防御率2.09とブレークした。シーズン途中には「デビューから全て先発での連勝」を7まで伸ばし、NPB新記録を樹立。ソフトバンクとのCS(クライマックスシリーズ)ファイナルでは第1戦と、中4日で第6戦に先発し、好投を見せるなど、飛躍の年となった。
道新スポーツデジタルでは「達孝太の覚醒前夜」と題し、右腕をよく知るトレーニングジム「STEP GATE」の久下明範トレーナーの証言を元に、入団から3年目までにフォーカスを当て、躍進の理由に迫る。
達はプロ入り前から入念に体づくりを進めてきた。迎えたプロ3年目は、結果も求めにいく年と位置付けて臨んだ。トレーニングの狙い通り、球速は向上していったものの、「彼はコントロールがアバウトだったんですよ」(久下トレーナー)と、制球に難があった。
「変化球も、ストライクを取れるものがあんまりなかった。球種も真っすぐとフォークとカーブしか投げていなかったので。それだと的が絞られるので、コーチたちと話しながらいろいろな球種にチャレンジしていこうということになりました。その次のステップで、コントロールの向上がいるよね、という感じでやっていきました」(同)