伏見寅威&達孝太 仲良しエピソード続々トークショー プリクラ、ファッション…互いにエールも
トークショー前に笑顔の伏見(右)と達=撮影・松本奈央
■ファン感謝イベント「F FES 2025 Supported By Fanatics」(11月22日、エスコンフィールド北海道)
らしさ引き出すベテラン捕手
日本ハムの伏見寅威捕手(35)と達孝太投手(21)がトークショーに出演し、笑いがあふれる息の合った掛け合いを見せた。来季、トレードで阪神に移籍する伏見がファンの温かさに触れ、感極まる場面もあった。
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達が周囲に配慮して優等生発言を繰り出すと、隣にいる伏見がすぐにそれを制し「らしくない。もう一回、聞いてもらっていいですか」と司会にお願い。注目されているビッグマウスをネタにして、後輩の良さが引き立つように盛り上げた。「世界で戦うぐらいのプレーヤーになってほしいと思っています。ファイターズの先輩のダルビッシュさんだったり、大谷くんを超える存在になってほしい」と先輩捕手から期待をかけられた達は「うれしいです」と答えたが、ダメ出しを食らい「いや、そんなもんじゃないって言うしかないですよね」と渋々言い直して笑いを誘った。
トークショーに登場した伏見(左)と達
ビッグマウス右腕の意外な一面
ファンの質問に答えるコーナーでは、意外なエピソードが続々と飛び出した。
伏見は「僕がシーズン終盤、2軍に落ちて、残留練習をこっちでやっている時なんですけど、どうやらエスコンでプリクラを撮れるらしいよ、といううわさを聞いて、達に撮りに行こうぜと言ったんですよ。『いいっすね』と言ってきて。練習が終わったら僕、その話を忘れていたんですよ。帰ろうとしたら、達が『寅威さん、プリクラ撮らないんですか?』と。え、そういうタイプなの? かわいい一面、あります」と暴露。達は「朝イチに言われて、約束したしなと。このまま帰るのも申し訳ないので一応、声をかけさせてもらったんですけど。寅威さんは一番、ノリノリでしたね」とやり返した。

姉や妹の彼氏にするなら…
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話題がファッションに移ると、オシャレに定評がある達は「最近は、ファッションショーで歩いている人の(服装をチェックして)、そのまま全身、頭から下まで買ったり」と大胆なテクニックを披露。伏見はそのセンスに感心しつつ「本当に、店頭じゃ絶対に見かけないような服ばかり着ています。羽が生えたようなアウター。遠くから鳥人間が来たのかと思ったら達だった。焼き肉に誘って、鳥のアウターで来るんですよ。匂い付くぞ、それって」と鋭くツッコミを入れた。
共通の好物でもあるスイーツのこだわりなどを語り合った後、「姉や妹がファイターズの選手と付き合うとしたら、誰がいいか?」という質問が飛び出した。伏見は「達は絶対に嫌です。全ては言えないんですけど。女性の好みとか聞いたりしたことあるんですけど、まず続かないと思います。なので身内がもし達と付き合うとなったら、止めます。誰だろうなー、北山とか面白いんじゃないですかね。ああ見えて、関西人なので、しゃべることは面白いですし、自分が言ったことに筋が通っているというか、適当なことは言わないので、良い人間だなと思っています」とガチ回答。達は苦笑いを浮かべ「(姉や妹の彼氏としてふさわしいのは)寅威さんじゃないですか」とリスペクトを込めた。

ファン&後輩へ お世話になった先輩へ
トークショーのラストにファンへのメッセージを求められると、伏見は目を潤ませながら「知らない人もいるかもしれないですけど、来年からは阪神タイガースでプレーすることになりました。(ファイターズでの3年間は)本当に良い思い出です。本当にありがとうございました」とお礼の言葉を送った。
続けて達には「成長をすごくしていたので、心配していないです。沢村賞を獲ってください」とエール。バトンを受け取った後輩右腕は「寅威さんがいなかったら、ここまでできていなかったと思うので、本当にありがとうございます。交流戦で対戦することがたぶんあると思いますけど、その時はど真ん中の真っすぐを投げて、ホームランを打たせてあげたいなと思います」と、あえてジョークを交えながら感謝の気持ちを伝えていた。
トークショーの最後、涙で声を詰まらせながらファンにメッセージを届ける伏見