達孝太 イケメン右腕のひそかな野望「an・anに出るなら…」
6回無失点の好投で7勝目を挙げた達=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ19回戦 日本ハム9-2ロッテ(9月4日、ZOZOマリンスタジアム)
52日ぶりの白星に安堵
日本ハムの達孝太投手(21)が6回5安打無失点で7勝目(1敗)を挙げた。
7月14日の西武戦以来となる待望の白星に「久々ですね。もう、初勝利よりうれしいです。マジでそうですよ。1年目に活躍した選手が2年目は勝てないと言いますけど、それを1年で経験しているような感覚でした」と安堵した。
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試合に勝利し、チームメートとハイタッチを交わす達(左)=撮影・宮永春希
リスタートの9月 「ここから第3章だと思って」
〝第3章〟は、上々の滑り出しだ。七回途中2失点で勝利を逃した前回登板後、「第1章はずっと勝って、第2章は全然、勝てなくて。ここから第3章だと思って頑張ります」とコメント。気持ちを切り替えて臨んだ9月最初のマウンドで、決して絶好調ではないながらも粘り抜いた。
「2イニング目にランナーが2人出てから、マジで(連打で一気に崩れた)ここ2試合が走馬灯のようによみがえってきて、打たれる気しかしなかったですけど、踏ん張れたのでめっちゃ良かったです」
中学時代にモデルとしてスカウトも
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今季、ブレークを果たし、一気に知名度を上げたイケメン右腕。野球の実力に加え、抜群のスタイルと端正なマスクで、多くのファンの視線をくぎ付けにする。身長は194センチ。小学校入学前でも電車の改札が閉まるほど背が高く、中学時代にはモデルにスカウトされた経験もある。

狙うは〝単独デビュー〟
新庄監督は常々、ビジュアルの重要性を口にしている。今年3月に、山崎、伊藤、松本剛、田宮、水谷の5人が女性グラビア週刊誌「an・an」の表紙を飾った際には、SNSで喜びの声を上げた。
達がひそかに狙うのは、5人ではなく単独での〝an・anデビュー〟だ。「an・anに出るなら、1人で出たいです。5人は嫌。ひそかな野望です」とニッコリ笑った。
セルフプロデュースでの出演を模索
すでに、企画内容も考えている。
「出る時に着る服を自分が全部、決めてみたい。それをやってみたいです」。モデル&スタイリストの二刀流で、読者をとりこにするつもりだ。
野球同様に造詣が深いファッション
同年代が楽しんでいる遊びには目もくれず、野球に没頭する21歳だが、「服は好きですね」とファッションには高い関心がある。
今年、初選出されたオールスターのスペシャルステージでは、大好きな人気ラッパー・KREVAがライブで着用したグリーンのセットアップを着こなし、ファンを魅了した。
オールスターのスペシャルステージでセットアップ姿を披露した達
ダルビッシュも経験済み
2007年には、当時、日本ハムに在籍していたダルビッシュ(現パドレス)が1人で同雑誌の表紙を飾っている。野球で圧倒的な結果を残せば、ソロでのオファーを受ける可能性は十分にある。
もちろん、真の野望は世界一の投手になること。それでも野球界を飛び越え、野球を知らない人をも引き付けてこそ、スーパースターだ。このまま進化を続け、いつか「ひそかな野望」も実現してみせる。