【一問一答】今川優馬 生き残りアピール弾「この1打席が野球人生最後になってもいいぐらいー」
七回2死、今川がソロ本塁打を放つ=撮影・桜田史宏
■オープン戦 西武0-2日本ハム(3月4日、エスコンフィールド北海道)試合詳細はコチラ
日本ハムの今川優馬外野手(29)が「2番・左翼」でスタメン出場し、今季の〝チームエスコン第1号〟を放った。熾烈(しれつ)なポジション争いの中、3打席目まで凡退も、七回の第4打席で起死回生の一発をぶっ放した。一問一答は以下の通り。
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ーエスコンフィールドでの今季1発目の試合。振り返って
「先日も言ったんですけど、今、2軍帯同で、この後(1軍に)帯同できるか分からないっていう形で、なんとか3本ぐらいホームラン打てば、週末もエスコンでの試合がありますし、帯同できるかなっていう話をヘッドコーチと笑いながらしていたので。1本しか打てなかったんで、まだまだかなと思います」
ーレフトへのホームラン。打った球種は
「打ったのは真っすぐだったと思います」
ソロ本塁打を放った今川がダイヤモンドを一周する=撮影・井上浩明
ー打った瞬間の手応え、感触は
「ちょっと詰まって、バット折れてたので。でもいい角度で上がってくれた。なんとか伸びてくれって思いながら一塁を回った時にベースを見たので、打球の行方を見失ったんですけど、ファンの皆さんの歓声で、うわ入ったんだ、みたいな感じで。気持ち良かったです」
ーバットを折りながらも本塁打。手応えとしては
「バット折れてもホームランを打ったのは初めてですね。オフシーズンの成果が出てるのかなと思います」
ーオフ、キャンプで取り組んできたことが結び付いたのか。具体的に挙げるとすれば
「タイミングの取り方だったり。2三振しましたけど、ずっと横尾コーチがそのままでいいぞって言ってくれてて。もう今ちゃん、ヒット打ったって別に何もないんだから。〝爆裂〟でいくしかないよって常に言ってくださり。僕も空振り三振2つして、今までだったら、ヒット1本を欲しがって小さくなるところを、ホームラン3本打たないと、たぶん(1軍に)残れないと自分では思ってるんで。最後の最後にしっかり自分のやってきたことを信じて、バットを振ろうっていう強い気持ちで。諦めないで良かったなと思いました」
ーそれが今シーズンのエスコンフィールド1号になった
「そうなんですね。そうか、確かに」
ソロ本塁打を放った今川(右から2人目)をチームメートが出迎える
ー3本塁打という数字を挙げたが、アピールに関して手応えは
「全然。あしたもチャンスをもらえるか分からないですけど、いただいたところでしっかり他の外野手の皆さんよりも上回ったアピールをしないと試合には出続けられないと思う。これからも打ち続けられるように準備はしっかりしていきたいなと思います」
ーエスコンに戻り、北海道のファンの前でグラウンドに立ってどうだったか
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「やっぱり地元ですし、たくさんのファンの皆さんに声をかけてもらったり、タオルとかユニフォームを掲げてもらえたり、すごくうれしかったです。なんとかオープン戦ですけど、ファンの皆さんは勝利を見たいと思うので、オープン戦一試合一試合を勝ちに。チーム、ファイターズに貢献できるように、優勝するために貢献していきます」
ー開幕1軍を目指す中、特にアピールしていきたいところは
「開幕1軍というよりは、本当にスタメンを取りたいと思っているので、もうとにかく打ちまくるしかないので。どの場所にいても、ずっと結果を残し続けるほかはないので、死ぬ気でこれからもやっていきたいなと思います」

ーキャンプ中、一度ファームに落ちた。どういう気持ちで、何を磨き直してきたのか
「ファームに合流した時は素直にすごく悔しかったです。結果を残せなかった自分の実力不足はしっかりと受け止めて、ただ上にいた時に打席もそこまで立てなかったので、下で打席に立てるっていうことをポジティブに捉えて。まずはボールに対しての反応、体の反応がまだ追い付いていない部分があるので、しっかり一打席一打席アジャストできるようにしながらも、強いスイングをファームでもずっとやってきました。それが最後の、きょうのホームランにもつながったと思うので、これは継続してやっていきたいなと思います」
ー3打席凡退してから本塁打。追い込まれた中で結果が出せたことについては
「諦めない気持ち、折れない心を持って打席に立ち続けられた。三振しても次の打席で打てばいいやと気持ちの切り替えができたことが良かったのかなと思います」
ー監督は結果以上に打席の内容を見ていると。今後どういう内容を見せていきたいか
「常にタイミングの取り方などを言われている。ボスが打てると思ってもらえないと試合にも出られないと思うので、しっかり結果も出しつつ、大事にしながら。ボス、なんか言ってましたか?」
七回2死、ソロ本塁打を放った今川(右)をベンチで迎える新庄監督
ー試合後、新庄監督やコーチ陣と会話は
「何回も出してしまうんですけど、横尾さんが最後に来てくださり、振って良かったなって言ってくれたので、いや本当にありがとうございます、という会話をしました」
ー言われた時の心境は
「チャンスでのヒットを2打席目3打席目で打てれば良かったんですけど、最後にホームランという形で1点を取れた。僕のやるべきことはしっかり長打でアピールすることだと思うので、その信念を曲げないでやり続けることかなと思います」
ー本塁打を打った際、驚いた顔をしていたように見えたが
「折れてたんでバットが。ホームランも久々で、今年初ホームランだったのでびっくりしましたね」
ー得点機で凡退した2、3打席目は
「もう2打席目に凡退した時点で、5打席回ってこない限り、3ホームランはなくなったので、むしろ割り切ってというか。ホームラン打たないことには、最後の4打席目にヒットを打ったところで、なので。ホームランを打つ準備をしてました」

ーホームランを狙った結果の三振ではあったのか
「チャンスは短く持ったり、工夫はしたんですけど、まだ変化球とか低めのストレートに対して目がアジャストできていない部分を自分でも感じた。しっかり打席を重ねられたら徐々に合ってくるかなとは思います。これからですかね。これからって言っていられる立場ではないんですけど、打席をもらえるようにアピールしていきたいです」
ー次戦はどんな気持ちで臨みたいか
「あしたも死ぬ気で、執念で。打つしかないので本当に。開幕スタメン取りたいですね。ここから」
ーきのう、家族と話は
「きょうも家族が応援に来てくれていて、娘も見に来てくれていて。娘が来た試合は、去年も2試合でホームランを打ったんですけど、きょうもホームランを打って。家族のパワーをすごく感じます。妻とは、この2試合で打てば週末も残れるかもね、と話をしていた。絶対、打って残るから頑張ろうと話をして球場に来ているので、まず1歩目じゃないですけど、ホームランが出て良かったなと思います」
ーきのう、命懸けと話していた。打席では平常心なのか
「打席に立ってる時はとにかく楽しみながら。1軍のこのエスコンの打席に立てることは当たり前じゃないですし、呼んでもらえたことにも感謝しながら、とにかくこの1打席が野球人生最後になってもいいぐらい。大げさかもしれないですけど、それぐらい後悔のない打席を日々送りたいなと思っているので、楽しめるように練習から準備してきたつもりです」

ーバリー・ボンズやジャッジのように、回転を意識した打ち方をしたいと言っていた。きょうの実戦での完成度は
「低めの変化球にまだ手が出たり、足を上げた時の重心移動にまだバラつきがあるので、良くなれば低めの変化球も見逃せてカウントもつくれて、より良い打席になると思っているので。僕、与座投手がすごい苦手で、初めて打ったんですけど。苦手を取っ払い、オフシーズンやってきたことを信じてバッドを振った結果だったので、相手に左右されずにやるべきことをやり続けようと思えた日でした」