今川優馬&矢沢宏太 古巣復帰・西川遥輝に聞きたいこととは…
北広島で行われたトークショーに出演した今川(右)と矢沢
北広島でのトークイベントに登場
日本ハムの今川優馬外野手(28)と矢沢宏太投手兼外野手(25)が18日、北広島市内で行われた「Hometown Talk Session 2025」に出演した。イベント前に行われた囲み取材では、新たな陣容で臨む来季の外野手争いに向けて、それぞれが意気込みを口にした。
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今季、矢沢は外野手に専念してキャリアハイとなる86試合に出場。今川も3シーズンぶりの本塁打を放つなど随所で勝負強さを見せたものの、それぞれレギュラーポジションをつかむまでには至らなかった。それだけにこのオフ期間で上積みを図って、来季につなげようと意気込んでいる。
再び渡米 「ジャッジに一歩でも近づく」
今川は年明け早々に2年連続で渡米。約1週間の自主トレを実施する予定だ。今年同様、ヤンキースのアーロン・ジャッジを指導するリチャード・シェンク氏の教えを受けることとなっている。
「しっかり技術論を理解して、たくさん聞いて、ジャッジに一歩でも近づけたら。さらなるアップデートをしたいと思って、時間とお金をたくさん自分に投資して行ってくるので。投資した分、しっかり回収しないといけないので、活躍してレギュラーを獲って優勝して、みんながハッピーになれるように」。持ち前の打棒にさらに磨きをかける。

横尾コーチからの指令は…
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矢沢はウエートトレーニング中心のメニューに取り組んでいるが、来季から1軍の打撃コーチを務める横尾コーチからは、「バッティングは変えてくるな」という指示を受けている。「この体で、この打球速度が出ているから、キャンプになって違う打ち方をしてくるなよと言われて。だからウエート(トレーニングを)して、体をアップデートします」。鍛え上げた体での打撃強化を狙っている。

スピードスターの復帰をプラスに
先日行われたチームの外野手会では、巨人への移籍が決まった松本剛も交えて、焼き肉に舌鼓を打ちながら、皆で野球について語り合った。その中で話題に挙がったのが、来季から日本ハムに復帰することが決まった西川のことだった。
もちろん外野のポジションを争うライバルではあるものの、プロの世界で15年間戦い続けてきた選手なだけに、2人とも経験豊富なベテランから学びを得ようとしている。21年以来の共闘となる今川は「2球団に行かれて、たくさんの経験をしている。ずっとレギュラーを張られていた方なので、シーズン通しての戦い方を聞けたら」と、あらためて教えを受けることを希望した。
俊足を武器とする矢沢は「僕は走塁を。一番は盗塁。スタートのタイミングや、ピッチャーのどこを見るとか、カウント(での考え方)とか。人によって、代田さんと谷内さんでも違いますし、聞いておいて損はないので」。過去4度、盗塁王に輝いた背番号7から、秘けつを勉強する。

激しいポジション争いがチーム力を底上げ
トークショー内で2人が明かした希望の打順と守備位置は、矢沢が「1番・センター」、そして今川が「2番・センター」と、ポジションが重複する形となった。今川は「戦いはきょうから始まっているので。トークショーで殴り合って、しっかり(矢沢を)蹴落として頑張りたいと思います(笑)」と冗談を飛ばしたが、レギュラー奪取に懸ける思いは互いに本気そのものだ。帰ってきたベテランも交えての激しい戦いが、まもなく本格化する。
