【センバツ】八戸学院光星の道産子・菅沼晴斗 八回に公式戦初アーチ「完璧な当たりだった」
八回2死一塁、2点本塁打を放った菅沼(右)がチームメートとハイタッチする=撮影・星野雄飛
■第98回選抜高校野球大会 第1日(3月19日、兵庫・阪神甲子園球場)試合詳細はコチラ
▽1回戦 八戸学院光星(青森)15-6崇徳(広島)※延長十回タイブレーク
北海道代表の北照のほかにも、全国の強豪に野球留学した道産子が甲子園に集結した。道産子のトップバッターは、2年ぶり12度目出場の青森・八戸学院光星でリードオフマンを務める札幌出身の菅沼晴斗内野手(2年、札幌新琴似北中)。「1番・一塁」でスタメン出場すると、四回に1点差に迫る適時打、八回には公式戦初アーチとなる2ランを放つなど3安打3打点で、延長十回タイブレーク勝ちに貢献した。第6日の2回戦で滋賀学園と長崎西の勝者と対戦する。
「鳥肌がいっぱい立ちながら…」
4-4の同点で迎えた八回の第5打席。1ボールから甘く入ったスライダーを狙いすますと、高々と上がった打球は左翼ポール際に飛び込む大会第2号となる勝ち越しアーチ。事前の分析通り、相手投手の配球を読み切った結果に「完璧な当たりだった」。一塁を回ったところで右腕を高々と突き上げた。「鳥肌がいっぱい立ちながら、うれしい気持ちでいっぱいだった。甲子園で本塁打が打てて、もう最高でした」と声を弾ませた。

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プレーボール直後の甲子園初打席。2-2から140キロの直球を空振りして三振に倒れると、その裏の守備では1死一、二塁からの一ゴロを捕球したが二塁へ悪送球。二走の生還を許すタイムリーエラーとなった。「緊張から始まってどうなるか分からなかったが、北口さんが良いピッチングをしてくれた。守備が終わってベンチに戻った時に、先輩たちが励ましてくれて、すぐに切り替えてプレーをするという気持ちでやっていた」と、冷静さを取り戻し立ち直った。
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先制点を許す悪送球も、きっちり取り返した
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守備でリズムを作った。三回には一塁線への安打性の鋭い打球をダイビング処理。すると、2打席凡退で迎えた四回。1点差に追い上げ、なお2死二塁の第3打席で、チーム3点目の右前適時打を放ち、勢いに乗った。七回の第4打席では中堅フェンス直撃寸前の三塁打、そして八回の2点本塁打と、二塁打が出ればサイクル安打の固め打ち。「そこは何も考えていなくて、チームの勝利でいっぱいだった」。無我夢中で打席に集中するだけだった。
七回無死、三塁打を放つ菅沼
ファイターズジュニア時代のチームメートと再会
札幌市出身。小学6年時に日本ハムファイターズジュニアに選出。今大会に出場している帝京長岡のエース・工藤壱朗投手(2年、札幌柏中)、山梨学院の渡部瑛太投手(2年、札幌北都中)がチームメート。中学では硬式の札幌新琴似リトルシニアで全国3位に貢献。高校の進路を考えた時「光星は打の光星と言われていて、自分はバッティングがメインなので、自分に合った野球ができるんじゃないかと思った」と津軽海峡を渡った。入学当初は練習について行くので精一杯だったが、歯を食いしばって食らいつき、昨秋の東北大会から背番号を勝ち取った。この日の開会式では2人と再会。「結構話しました。元気にしてたか?とか」。そして互いの健闘を誓い合った。
札幌新琴似リトルシニアの生嶋宏治監督が観戦
甲子園デビューを勝利で飾った菅沼。「ずっと小さいころから甲子園という舞台を見てきたので、いつか自分も立ってみたいと思っていた。すごい景色でした」。バックネット裏には、札幌新琴似リトルシニアの生嶋宏治監督(65)が見守った。3安打3打点の大活躍に「振りが強くなった。立派に成長した。次の試合でも大振りにならず、しっかりと振ってもらいたい」と目を細めた。菅沼は24日の2回戦へ「どこの高校も強いので、粘り強く頑張りたい」。パンチ力が自慢の2年生リードオフマンが、14年ぶりの8強進出へチームをけん引する。
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■八戸学院光星の仲井宗基監督(55)
「菅沼は元々遊撃を守っていたが、肩の故障などがあり秋の県大会で使い切れなかった。打つ方でパンチ力があり、きょうも本塁打を打ちましたけど、そういうところで相手には嫌な打者になってくるかなと。初回、さらっと三振しましたけど、1番らしくない1番なのかな」