2025自己採点~達孝太の場合~「寅威さんがいなかったら、7連勝もしていない」
日本ハムの長い戦いが終わった。宿敵のソフトバンクと終盤まで優勝を争い、CSファイナルでも激闘を演じた。道新スポーツデジタルでは選手個々の成長や奮闘に焦点を当てた「2025自己採点~の場合」を不定期連載する。取材班が「俺が選ぶチームMVP」「お世話になった人、感謝したい人」などのテーマに沿って聞いた。


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「何点ですかねー。でも、60点ぐらいじゃないですか。序盤、うまくポンポンポンと勝てて、そこからずっと勝てなくて。勝てなかった時期は、今振り返ったら、やっぱり欲がありましたね。欲が出ました。その欲は、良くなかったなって、めっちゃ思いますね。投げていても、そっち(白星を挙げること)が目標になってしまっていて、何かちょっと、方向性がズレているなというのは感じていましたね」

「いやー、でも、初完投はやっぱりうれしかったですよ。周りがみんな、完投、完封している中で、自分もしたいなと思っていて、本当にできたというのは印象に残りました。(伏見)寅威さんとのバッテリーでできたことも、うれしかったです」

「体を大きくすることと、筋持久力を上げたいなと思いましたね。シーズン中、リカバリーがしっかりできるかどうかは、そこにかかってくるんじゃないかなと思ったので。今までは筋肥大という感じだったんですけど」

「選手だと、寅威さんですかね。シーズン序盤は、ピッチングの中で、今より全然やれることが少なかったんですけど、その中で、良い部分だけ引き出してくれていて、すごい良かったなと思っています。寅威さんがいなかったら、7連勝もしていないので、そこは感謝したいです。寅威さんに言われて、自分はまだやれることが少ない、まだ結構やれることがあるんだなって思えたので、そこは良かったです。褒められてばっかりは嫌なので。モチベーションにもなりました。これだけしかできないのに抑えられているんだと。感謝しています」

「プレーヤーズプレーヤーってことですね。誰ですかね。(伊藤を選ぶ選手が多いが)いやいやいや、そんな王道は行かないですよ(笑)。自分からしたら、玉井さんですかね。自分がイニング途中で降りて、玉井さんが出てきて、抑えてくれた場面が結構、あったんですよ。本当に、4回ぐらいあったんじゃないですかね。なので、玉井さんですね。玉井さんは、淡々と投げている。最初は、申し訳ないという気持ちがあったんですけど、何回かその光景を見ているうちに、あ、玉井さんならいけるかって、勝手な気持ちですけど、そんな気持ちでいました」