【一問一答】達孝太 女房役に感謝「寅威さん、さまさまじゃないですか」
6回無視点で7勝目を挙げた達=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ19回戦 日本ハム9-2ロッテ(9月4日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの達孝太投手(21)が6回無失点、6奪三振の快投で7勝目をマークした。5安打3四死球と何度も走者を背負いながらも、要所を締めて本塁生還を死守した。一問一答は以下の通り。
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―(試合後、自ら)
「いや、(勝利が)久々ですね」

―満足していないかもしれないが、無失点
「そうですね。2イニング目にランナーが2人出てから、マジでここ2試合が走馬灯のようによみがえってきて、打たれる気しかしなかったですけど、踏ん張れたのでめっちゃ良かったです」
―どう気持ちを持っていったか
「マジで、死ぬ気で投げました」
―フィールディングで三塁をアウトにできた(二回無死一、二塁で犠打を自ら処理し)ことが大きかったか
「そうですね。前回の登板から8日ぐらい空いていたので、たまたまちょっと多めにフィールディング(の練習)をやっていたんですけど、それが良かったですね」
二回無死一、二塁、ロッテ・佐藤の犠打を処理をする達
―走者を出しても粘れた要因は
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「ランナーが出てから、1つギアを上げられたのもそうですけど、三振が欲しいところで三振が取れたりというのは、きょうは良かったなと思います」
―真っすぐとフォークが多めだった理由は
「スライダーがちょっときょう、全然、ストライクが入らなかったので、そこでフォークをしっかり低めに。真ん中に行った球は1、2球ぐらいしかなかったので、そこは良かったなと思います」
―課題は修正できたか
「でもイニングの先頭、やっぱり高めにふける真っすぐが多かったので、そこは次の課題だなと思っています」
走者を抱えながらも力投する達=撮影・宮永春希
―ロッテ戦は通算4度目の先発。すべて無失点
「良い心の状態で臨めているので、良い結果になったんじゃないかなと思います」
―久しぶりの白星の感想は
「いやいや、もう初勝利よりうれしいですよ。マジでそうですよ。1年目に活躍した選手が2年目は勝てないと言いますけど、それを1年で経験しているような感覚です」
―長かったか
「勝てないと長いです。なんか、すっきりしないです」

―伏見とのバッテリーはどうだったか
「(伏見)寅威さん、さまさまじゃないですか」
―どんなところが
「自分だったら、スライダーが良くなかったら、とことんスライダーをいって、感覚がつかめるまで、1人のバッターを捨ててでもいきたい。でも寅威さんは、そこで良いフォークを選択してくれたので、そういう選択肢もあるんだなと。ほぼ、きょうは真っすぐとフォークで投げていたので」
―配球の話を聞いたりもしているか
「聞いていますよ。この前、2日連続ぐらいで一緒にご飯を食べに行ったので。なので、そのおかげで勝てたんじゃないかなと思います」
二回、マウンドで伏見(右)と話す達
―勝てない間に比べて、良くなったところは
「最近、メンタル状態が良くなってきたので、控えめな発言が減ったというところじゃないですか(笑)。そこは、結構、思います」
―メンタル状態を良くするために心がけていることは
「いやいやもう、24時間、野球に突っ込むだけです。あとは、マイナス思考にならない。自信満々で生きる、みたいな感じです」
―マイナス思考になることはあるか
「ないことはないですけど。こっち(千葉)に来てから、ホテルで寝ていたら、打たれるようなイメージしか湧かないので(笑)。そんな夢を2日間見てきょう、挑んだので。起きている時は大丈夫なんですけど、寝ている時は打たれているので」

―心は繊細か
「繊細な心を、大きい言葉でカバーしている感じじゃないですか(笑)」
―ここから第3章と話していた。区切りをつけたのも、メンタル状態を良くする手段だったか
「そうですね。それが一番、自分の中でしっくりきましたね。折り合いをつける意味では」
―きょうは、第3章の良い滑り出しになった
「そうですね。あと、(目標の10勝まで)3勝ですね。できそうですね、この勢いだったら」