ファイターズ
2025/07/14 22:35 NEW

《岩本勉のガン流F論》快投の達孝太に感謝 思い出させてくれた30年前の7月14日

■パ・リーグ12回戦 日本ハム2-1西武(7月14日、東京ドーム)

好循環をつくり出している絶好調右腕

 勝てるピッチャー。そう言い切っていい。達のことに他ならない。
 
 無傷の6連勝に、デビューから先発だけで7連勝。何が優れているかって、野球の流れがいい。相手ピッチャーと互いに0行進を続けても、点を取ってくれると思い込めている。その自信に満ちた思い込みがリズムを生み、ポジティブな投球を可能にする。今の達は好循環の中にいる。いや、好循環をつくり出している。

前回の反省を踏まえて上がったマウンド

 前回は完投を意識していたようで、どこか保守的なピッチングに見えた。その反省も踏まえて上がった今回のマウンド。初回から飛ばし気味で入った。得意のストレートにナチュラルカッター、フォークボール。すべての球種で相手打者を差し込めていた。足を上げて踏み出す時、胸の開きが遅く、横を向いている時間が長い。球持ちがいいということだ。

傷口を広げないピッチング

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