ファイターズ
2025/06/14 00:40 NEW

《岩本勉のガン流F論》タクよ、北の大地の代打の神様になれ! 重ね合わせた大島康徳さんの姿

■セ・パ交流戦1回戦 広島6-2日本ハム(6月13日、エスコンフィールド北海道)

仕留めきれなかったエースのピッチング

 仕留めきれずに困っていたエースの姿がそこにはあった。伊藤のことだ。顕著だった2つのシーンがある。まずば四回。2死を取った後に2本の三塁打と内野安打で2点を奪われた。もう一つは七回。直前の六回裏に0-3から水谷の一発で反撃ののろしを上げたのだが、こちらも2死から失点した。放送席から不用意な一球を危惧する発言をさせてもらった直後、大盛に一発を食らった。そこから連続四死球、2点タイムリーと一気に攻め立てられた。

積極的休養も必要

 ボール自体も好調時には及ばなかった。ただ、相手のエース・森下は10安打を許し、3四死球を出した中でも133球の完投勝利。粘り負け、投げ負けと言わざるを得ない。

 梅雨の時期に入り、疲れがたまる時期でもある。もし、目の前に伊藤がいたなら、言いたい。ジョギングとキャッチボールだけで1週間を過ごし、次のマウンドに備えてみては、と。積極的休養も長いシーズンを考えれば必要だろう。

大きな価値がある九回の1点

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