ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》新たなロマンを感じさせてくれた玉井 2枚クローザーも面白い

■セ・パ交流戦1回戦 ヤクルト1-3日本ハム(6月10日、エスコンフィールド北海道)
三振の数がバロメーター 調子は良くなかった達
北海道移転後1500勝。節目の勝利、おめでとうございます!まずはチームを祝福したい。
記念すべき日となった一戦。時系列でいこう。先発の達は正直、調子は良くなかった。スコアブックを見れば、明らかだった。打ち取ってはいるのだが、二回まで三振は「0」。仕留めきれていなかった。達にとって空振り三振は調子のバローメーターとも言える。序盤を見る限り、スワローズ打線につかまる可能性も大いにあった。
復調させたベテラン捕手の好リード
そこに来て、ベテラン捕手の伏見だ。緩いカーブを投げさせ、腕が体に巻き付く動作をさせた。起き上がりが早かったフォームは安定し、そこからフォークがしっかりと落ちだした。終わってみれば、7回無失点。ハイクオリティースタートを披露した調子の良い達が出来上がった。