【一問一答】田中正義 大台到達! 家族6人で温泉旅行へ「僕は1円も稼いでいないのに、野球をやらせてもらった」
来季の目標を手に笑顔の田中=撮影・松本奈央
チームを優勝に導くための明確な目標とは…
日本ハムの田中正義投手(31)が28日、エスコンフィールドで契約更改交渉に臨み、2800万円増の年俸1億円でサイン(金額は推定)。大台に到達した。移籍3年目の今季は守護神、セットアッパーを務め、1軍でシーズンを完走。防御率1.32の好成績を残した。一問一答は以下の通り。
【ファイターズの最新記事はコチラ】
―サインは
「しました。アップです」
―球団からはどのような言葉をかけられたか
「1年間、よく頑張ってくれたという言葉をいただいて、評価もすごくしてもらったのでありがたく思っています」
―自身から伝えたことは
「来年、ダントツで優勝できるように頑張りますということをお伝えしました」
―2025年シーズンを振り返って
「すごく悔しい1年だったので、この借りを絶対に来年返すという強い気持ちで臨みたいと思います」
―悔しさを感じた部分は
「なかなかうまくいかない時期もありましたし、勝ちゲームで投げられない時期もあったので、来年は文句のないボールと成績で優勝に貢献できるように頑張ります」
―交流戦の途中から役割が変わった。どう受け止めていたか
「本当に抑えることができれば、1軍の戦力として投げられますし、抑えられなければ、1軍にはいられない、というシンプルな世界だと思うので。来年はボールで表現していきたい。優勝に貢献するというその1点で頑張ります」

―クローザーへの思いはより強くなったか
「自分の理想とするボールを投げ続けられれば、当然八回、九回になると思いますし。そこは監督が決めることですが、九回を投げさせたいと思われるような姿を、来年は見せ続けられるように頑張りたい」
―1年間、1軍で完走したことについては
「けががなかったのが、一番良かったことかなと思います」
―ドラフト1位の大川が抑えをやりたいと話していた。先輩としてどう受け止るか
「競争の世界というか、たくさん競争相手がいるので、そういった選手に勝たなければゲームで投げられない。頼もしいなという姿を首脳陣に見せられるようにキャンプから頑張っていきたい」
―この3年間、ファイターズが着実に強くなっている実感は
「それはすごく感じますし、勝って当たり前という雰囲気がチームにすごくあるので、来年は優勝して当たり前というような感覚で僕自身もチームもできるように頑張ります」
―優勝のためにどのくらの数字を目指すか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「防御率は今年以下。試合数も50試合を超えられるように頑張ります」

―来季、思い描いていることは
「もっともっと信頼してもらえるようなピッチャーになって、もっと安心感を周りに持ってもらえるようなピッチャーになりたいです」
―オフ、取り組んでいることは
「(秋季)キャンプが終わって、十分にゆっくりしたので、12月からはどんどんトレーニングをして鍛えていきたいと思います」
―どうゆっくりしたか
「ずっとマッサージを受けてピラティスをして、ゆっくりお風呂に入って、早めに寝るという生活をしていました。もう疲れは取れたので、ここからは鍛える時期かなと思います」
―自主トレの予定は
「1月は鎌ケ谷でやろうかと思っています」
―重点的に取り組むことは
「僕は、やることは変わらないので。いつも通りというか、けがをしない体づくり。技術的に言うと、もう少し空振りを増やしたいので、それに向けてどう取り組むか」
―球種を増やす考えは
「今はないです」
―ファンへ
「今年も1年間、応援、本当にありがとうございました。来年は必ず優勝して1年間、戦力として戦い続けるので、よろしくお願いします」

―優勝の瞬間、胴上げ投手に
「そうなったら最高ですし、胴上げ投手を目指して頑張ります」
―金額は結構、上がったか
「ぴったり1億円もらいました」
―ファイターズに移籍してきて、1億円までいくと想像していたか
「いや、してないので、ありがたいの一言です」
―増えた分で買う物は
「ないです」
―トレーニング器具は
「そういうのは買っています、いつも」
―オフに新しく買おうと思っているものは
「いろいろシーズン中に買ってしまったので」
―その補てんをするような
「そうですね」
―どんな器具を買っていたか
「何か言った方が良いですか? 何か言わないとあれですよね」
―何かあれば
「家族を旅行に連れて行く予定はあります。6人いるので、まあまあなお金になります」
―1人で払う
「もちろんです」
―どこに行くか
「どこに行くんだろ。千葉かな、違うかな。どこか温泉に。(家族が)たぶん、予約していると思うので。兄弟が4人いるので」
―6人家族全員で
「はい」
―家族の支えがあって今があると考えているか
「野球ってお金がかかるので、小中高大と。僕は1円も稼いでいないのに、野球をやらせてもらったので、親孝行はしていきたいなと思います」

―昨年はファンフェスで抑えに指名されたが、今年はなかった。どう感じたか
「やっぱり、本当に信頼しきった姿というのを、今年1年間見せられなかったので、監督、コーチの方が僕が投げている時はドシッと座っていられるような姿を見せたいと思っています」
―日本ハムに来てから、大きなけががない
「けがでの離脱はないですね」
―何が変わったか
「積み重ねが、やっと結果になって出てきてくれたという感覚が、僕は強いです。何かが大きく変わったというよりかは、積み重ねてきたものが、やっと表に出てくれたなという感じですね」
―ソフトバンクの時から
「やっていることは変えていないので」
―地道なトレーニング
「そうですね」
―ピラティスも普段からやっているか
「ピラティスはシーズンオフにやっています」
―メインではないか
「いやもう、趣味というか、皆さんがサウナに行くみたいな感覚で行っています」
―積み重ねてきたトレーニングで、一番これが効いてきたというものは
「やっぱり、体幹からしっかり動作をするというか、小手先に頼らず、体全体を使って出力を出すというところは、来年も継続して、今までやってきたものをまた継続してやりたいなと思っています」
来季の目標を色紙に書く田中