【一問一答】浅間大基 グルテンフリーで大好物も我慢「より一層、自分に厳しく過ごしていきたい」
契約更改を終え、会見する浅間=撮影・小田岳史
レギュラー奪取のカギは長打力アップ
日本ハムの浅間大基外野手(29)が26日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2800万円でサインした(金額は推定)。今季は39試合の出場にとどまり、不完全燃焼。すでにグルテンフリーを実践し、大好物を断つなど、殻を破るための取り組みを本格化させている。一問一答は以下の通り。
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ーサインは
「しました」
ー球団の言葉を聞いてどう感じたか
「今年というよりは来年、しっかりやってほしいという言葉をいただいたので、僕の気持ちは来年に向いていますし、やるだけかなと思います」
ー球団から求められたことは
「役割とか特にないです。レギュラーを取ってという言葉をいただきました」
ー今季を終えて、悔しさや成長した部分は
「今年前半、1軍に上がった時に結果につなげることができず、約3カ月、ファームに行っていたんですけど、その期間でいろんなことを学んで、試合の中でいろいろ試行錯誤して。そういった時間が有意義でした。それを生かすためにも来年が大事になってくるのかなと思います」
ーどう来年に生かしたいか
「主にバッティングのこと。いろんな打ち方を試しましたし、タイミングの取り方だったり。コーチやアナリストさんとデータの部分を見つめ直して、こうした方がいいよねとか、細かい部分まで話したので、すごく勉強になり、学べたなと」

ー打撃で改善したい点を具体的に言うと
「打球速度、打球角度だったり、自分としては長打を打てるバッターだと思うので、そこを伸ばしていこうと。どうやったら長打が出るか。トレーニング、フィジカル面を上げていくのも大事だよね、と話し合いました」
ー来季への覚悟は
「ずっと中途半端な成績が続いているので、ここは本当に、流れをぶっ壊すためにも大きく変わっていかないといけない。野球はもちろんですけど、私生活だったり、細かいことからすべてを変えるイメージで取り組んでいきたい」
ー若い選手が増えてきて、リーダーとしての役割も期待される
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「年齢が上でも結果を出さないと、言動、行動に説得力が生まれてこない。まずは結果で引っ張っていけるようにしたい」
ーファンへメッセージを
「来年は鎌ケ谷へ行かず、ここエスコンフィールド北海道でしっかり1年通して活躍する姿を届けられるように、きょうからしっかり頑張っていきたい」
ー細かいことから変えると
「トレーニングとか、いろんな取り組み、食生活もそうですけど、本当に細かいこと。甘やかさない、という感じです、自分自身を」

ーすでにやっていることはあるか
「グルテンフリーをやっています。今まで、甘やかしていたわけではないですけど、より一層、自分に厳しく過ごしていきたい。それでダメだったらしょうがないので。そういう気持ちでいます」
ーグルテンフリーはいつから
「去年、アレルギー検査をした時に発覚して。若干なんですけど。若干でも出たということは、多少なりとも(体に)負担をかけているのかなと思ったので。去年から少しずつです。急にやめるとなると…結構、好きだったので、小麦の製品が。徐々にやってきて今は全く取っていないです」
ー特に好きだったのは
「ラーメンが大好きなので。今は全然、食べていないです」
ー小麦を抜いて体の変化は
「胃腸のスッキリ感。もたれていたら動きも悪くなると思いますし。あとは肌がきれいになりました」
ーアレルギー検査をしないと分からなかったのか
「全然、気付かないレベルだったんですけど。絵空事(玄米うどん絵空事)の麺を食べた時にあまりにも(体が)スッキリしていたので、もしかしたらな、というのはあったんですけど。その話は、球団の方にもさせてもらって。グルテンフリーの食べ物を食堂に入れてほしいなと、要望として伝えさせてもらいました」
ーグルテンフリーの選手は多いか
「やっている選手は多いですし、アレルギーではなくても胃腸にいいものか、と言われたわけではないと思うので。アスリートですし、試合前に摂取するものとか、こだわった方がいいと思ったので、要望しました」

ー体重を含め、体調管理が大変では
「やや。でも米は食べるので、体重の変動はそこまでないかなと」
ーグルテンフリーをやりながらも、おいしく食べられるものは
「いや、まだ。グルテンフリー用の麺とか食べたんですけど、ラーメンには遠く及ばないので。普通に何を優先するか。それは全部、来年の自分に返ってくると思って取り組んでいます」
ー多少、満足度は低くても構わない
「はい。何になりたいのか、ということを自分に言い聞かせてやっています」
ー来年、クリアしたい数字は
「特にないです。今年、データ上の数値で良かった部分もあって。やっぱり、フィジカル面ですかね。そこを上げたら、ほかの数値も上がってくると思うので。1年間戦えるフィジカルをつくることによって、ファームでは数字が残っていたのに1軍では残らない、という部分が解決できてくるのかなと思う。本当に細かいことだと思うんですけど一層、自分に目を向けてやっていきたい」