【一問一答】伊藤大海 どうする? 沢村賞のトロフィー〝置き場所問題〟 本人の希望は「どうせなら鹿部町に」
NPBアワードを終え、ファンとタッチしながら退場する伊藤(中央)=撮影・岩崎勝
リーグ優勝&日本一に必要な〝ダル超え〟
日本ハムの伊藤大海投手(28)が26日、都内で行われた「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」に出席。沢村賞を初受賞し、最多勝&最多奪三振の投手2冠にも輝きいた道産子右腕は授賞式後、取材に応じ、周囲への感謝と、トロフィーの置き場所についての悩みを明かした。囲み取材での一問一答は以下の通り。
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―昨年、この場所で「きょう、表彰がなかった賞を獲りたい」と話していた。一年たって
「そうですね。そこは有言実行できたというか、うれしく思っていますし、あらためて沢村賞の重さというか。今、より感じています」
―壇上のスピーチでは、夫人ら家族への感謝も口にしていた。その思いは
「妻はもちろんでしたし、家族であったりトレーナーの皆さんだったり、コーチ、監督がいなければ賞を受賞することはできないと思うので、普段言うのはすごく苦手なので、こういう場をお借りして伝えさせていただきました」
最多奪三振賞を受賞した伊藤(左)
―日本ハムから1人だけ出席。リーグ2位という成績にしてみたら、少ないが
「寂しいですね。モーレ(レイエス)も映像で、どれだけしゃべるんだってくらいしゃべっていたので(笑)」
―もう1勝して、単独でという話もあったが
「もちろん同じ最多勝であることは変わりないので、うれしいですけど、自分の中で15勝は超えていかないといけない壁だと思うので、超えた上でもう一度、受賞したいなと思います」
―沢村賞の記念品・トロフィーは重たいか
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「重たいです。めちゃくちゃ重たいです」
パ・リーグ最多賞を受け取り、笑顔を見せる伊藤(左)
―直近では山本由伸が3年連続で沢村賞を受賞。ダルビッシュは1回しか獲っていないが、来年2年連続を狙う
「その意欲はもちろんありますし、先発投手として優勝に必要な数字を考えた時に(沢村賞の)基準値はマストかなと思うので。数字でも気持ちでもチームを引っ張っていけるように。また、表彰されるようなチームにできたらなと思います」
―来年から選考基準が変わる。伸ばしたいところは
「一番は見栄え的に防御率。でも、今までのリスペクトも含め、選手としては変わる前の規定を目指してやっていくのが一番いいのかなと。選ぶにあたっての基準なだけで、前の基準のままでいいのかなと思います」
―最優秀防御率のタイトルを獲りたい思いも
「獲りたいですね。獲りたくない人は(いない)」
―そこは獲らないといけない
「1点台、2点前半いけるようにしっかり準備していきます」
―沢村賞のトロフィーはどこに飾るか
「そうっすね…実家があふれかえっているので、どうしましょう(苦笑)」
沢村賞を受賞し、金杯を持って笑顔を見せる伊藤
―実家に贈ると、両親も喜ぶのでは
「置くところないですね。どうしましょう」
―玄関とかに置けばいいのでは
「うち結構、その横着する人が多いので、玄関はちょっと危ない(笑)」
―部屋を造るとか
「そうっすね。そういうのできたらいいかなと。どうせなら(故郷の)鹿部町に置きたいなと思います」
―大海館のような
「大海館的なものをいつかできたらなと思います。鹿部町がやってくれれば」
