【一問一答】斎藤友貴哉 守護神が圧巻投球 いざ福岡へ「4勝という忘れ物を取りに行く」
九回を無失点に抑え、チームメートと喜ぶ斎藤(中央)=撮影・小田岳史
■2025 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストS第2戦 オリックス4-5日本ハム(10月12日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの斎藤友貴哉投手(30)が1点リードを守り切り、2試合連続のセーブを挙げた。圧巻のピッチングで、チームをファイナルステージ進出に導いた。試合後のヒーローインタビューと一問一答は以下の通り。
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【ヒーローインタビュー】
―試合を締めた斎藤投手です。右手拳を突き上げて、この大観衆はどうですか
「最高でーーーーす」
―最高に試合を締めてくれました。九回はどのような思いでマウンドに上がったのか
「本当に皆さん、自分の背中を押してくれました。ありがとうございます!」
九回、5番手で登板した斎藤=撮影・岩崎勝
―きのうに続き3者凡退で、きょうはわずかに8球。圧巻でした。登板内容いかがでした
「正直、もう球数とかどうでもよくて。勝つのみなので。皆さん全員で勝った…(コメントをかむ)」
―おっしゃる通り、ファンも一丸になって。160キロに迫る直球がきょうもバシバシ決まりました。本当に力強い武器を持っていると思います。この後のポストシーズンも武器になりますね
「はい! え~、皆さん、自分たち福岡行ってくるので、絶対、帰ってきますエスコン。(大歓声)待っていてください」
―ぜひまたホーム・エスコンフィールドで剛腕を見せてください。決戦に向けて、あらためてボルテージを高めていただけますか
「絶対に日本シリーズここでするぞーーーー!(右拳を突き上げる)」
ヒーローインタビューで拳を突き上げる斎藤(右)=撮影・井上浩明
【試合後取材】
―九回を3者凡退に抑え、ファイナルステージ進出を決めた。投球内容を振り返って
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「もう最高でしたね。投球内容どうでもいいんですけど、きょう勝てたってことが最高っす。2連勝と1勝1敗で、あしたを迎えるのは全く違うので、あしたはないですけど、最高です」
―八回にレイエスの逆転打が出た時の心境は
「何回かチャンス、ずっと攻撃で攻めていて、点入らずだったので、本当に頼むって思いでずっと応援していたので、点入った時はもう最高だったですね。投げたいというか。俺につないでくれ、じゃないですけど、きょうはブルペンでいました」
試合終了後、チームメートとハイタッチを交わす斎藤(右)=撮影・宮永春希
―ブルペンでの準備はどの段階で始めていた
「もうずっと同点っていうか、勝ち越しというか、(そういう)シチュエーションになったら行くよと言われていたので」
―ポストシーズンのセーブシチュエーションを2試合連続で任された。投げたくてウズウズしていた
「いやもうプレッシャー。そうなんですけど、きのうも言ったんですけど、このプレッシャーを感じられるのはプロ野球選手として本当に幸せなこと。投げたくてウズウズしていました。本当にきょう、ピッチャー交代って言われた時のエスコンのボルテージというか、沸き方がすごかったので、日本シリーズどうなるのかなって楽しみではあります」
―今後も抑えていくイメージはできたか
「もう抑えも含め、なんでも自分が任されたイニングを投げるだけというか、任されたところをゼロで抑えるのが自分たちの仕事。どこでも大丈夫です!」
試合終了後、新庄監督(左)とハイタッチを交わす斎藤
―普通に投げたら打たれないという自信が芽生えてきた
「基本、自信がないと、あのマウンドには立てないので、自信と集中っていうのを自分の中で捉えてマウンドに立っています」
―シーズン中よりもツーシームを多く使っている
「きょう、全球ツーシームなんですけど、すごい感覚というか、投げている感じが良かったですね。なんですかね。つかんでいるというか。真っすぐだと思ってバッターも打ってきていると思うので、どういう変化しているか正直、分からないですけど。自信持って投げられる球を選択しました」
―ファイナル進出を決めた。今季、ソフトバンク戦は失点がない
「本当に去年の借りを返すというか、例えると忘れ物を取りに行くじゃないですけど、その4勝という忘れ物を取りに行くので、全員でオールファイターズで4勝まず取ってエスコンに戻ってきたいです」
CSファイナル進出を決め、フォトセッションに応じる斎藤(左)とレイエス