高校野球
【プレーバック】秋季全道高校野球1回戦 札幌大谷2-3北海(10月12日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

北海が難敵との接戦制して初戦突破
1回戦屈指の好カードは、北海が投打で1年生が活躍し、札幌大谷の追撃を振り切り、接戦を制した。
札幌大谷の先発は磯貝栄心投手(2年)、北海は小野悠真投手(2年)のエース対決となった。
北海は一回、1死満塁から相手投手の暴投で先制したが、その後は両エースの投げ合いで五回まで1-0の投手戦となった。
追加点を欲しい北海は六回、2死三塁から7番・杉野我空内野手(1年)の中前適時打でリードを2点に広げた。
札幌大谷も七回にようやく反撃に出た。先頭の2番・髙橋颯太中堅手(2年)が左前打で足掛かりをつくると、1死から4番・藍葉吏良一塁手(2年)の右中間へ抜ける適時三塁打で1点差に追い上げると、2死三塁から6番・山崎有歩左翼手(2年)が代わった北海の森健成投手(1年)から右前に同点打。終盤に試合を振り出しに戻した。
すると北海はすぐに引き離しにかかった。七回裏、安打と犠打、失策で1死一、二塁の好機をつくると、3番・小野寺泰星右翼手(1年)が右前に勝ち越しの適時打。北海がこのまま逃げ切り、初戦を突破した。
■接戦を制した北海の平川敦監督(54)
「小野寺が地区で結果を残したので3番にした。(最初の)3打席は緊張もあったのかもしれないけど、最後1本打ってくれたので。あれも大きかったです」
■七回に一時同点打を放った札幌大谷の山崎有歩左翼手(2年)
「すごく気合が入った中でやって負けて、すごく悔しい。夏も試合の前半に打てない試合があって負けてしまった。配球だったり、打つ球を絞ったりして、みんなパンチ力はあるので、冷静さをみんなで鍛えて、次は負けたくない」