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2025/10/05 12:00 NEW

道産子コンビ・偽ビートルズ 「M-1」3回戦の壁をぶち破る 〝金言〟をくれた先輩芸人とは

M-1での勝ち上がりを目指す偽ビートルズの柿澤琉寿(左)と佐藤里駈哉=撮影・十島功

東京会場の2回戦は10月14日から

 札幌発のお笑いコンビ・偽ビートルズが、初の「M-1グランプリ(M-1)」3回戦突破を狙う。柿澤琉寿(るうす)と佐藤里駈哉(りくや)は先輩の助言を胸に、日々腕を磨いている。


■プロフィール 偽ビートルズ(にせびーとるず) 札幌出身の柿澤琉寿(駒大-石狩南高)と佐藤里駈哉(埼玉大-札幌新川高)からなるお笑いコンビ。栄町中の同級生だった2人は別々の高校に進んだが、高校1年時の2022年8月にコンビを結成した。翌23年には高校生ナンバーワン漫才師を決める「ハイスクールマンザイ」で優勝。同年と24年には2年連続で「M-1グランプリ」の3回戦に進出するなど、新進気鋭の若手コンビとして注目を集めている。大学進学で上京し、今春から戦いの舞台を東京に移した。


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 8月3日、東京・シダックスカルチャーホールで迎えた1回戦。昨年までは札幌会場で臨んでいたが、東京の空気はまるで違った。柿澤は当時の心境を「いつもYouTubeで見ていた場所だったので、ちょっと怖かった」。それでも2023年の「ハイスクールマンザイ」を制した実力は健在。見事に1回戦を突破した。東京会場の2回戦は10月14日から行われる。

柿澤はギャップ 佐藤は壁に直面

 今春から大学進学に伴い上京。大学お笑いを主な舞台に経験を積んでいる最中だ。M-1でもそうだったが、普段のライブからお客さんの違いを痛感。柿澤は新天地での漫才に「新しい感じで見てもらえるのはうれしいんですけど、北海道でやっていた時とのギャップにちょっと苦しんでいます」。佐藤もバトルライブでの負けを振り返り、「ありがたいことに、これまで負けをあまり経験していない。打たれ弱かったので、こっちに来て壁にぶつかっている」。

 初めての挫折を味わいながらも、東京で出会う先輩たちから刺激を受けている。7月29日にはマシンガンズの主催する「令和漫才米騒動」に出演。マシンガンズや錦鯉、ママタルト、三拍子といった一流漫才師の中に交ざってネタを披露した。2人はプロの技に感嘆した。

 「落ち着きがあって、どっしりとしていて、そこからどんどんお客さんの心をつかんでいく」(柿澤)

 「普通にやっている本人たちが一番楽しんでいるのが伝わってきた。自分たちはそんな余裕がなかった」(佐藤)。

渾身の漫才 出来は? 反応は? 先輩の評価は?

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