【連載コラム】マシンガンズ西堀のそぞろ歩き《最終回》 51歳を目前に見つけた将来の夢

連載コラムが始まった頃に比べると
最終回だ! これまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました! このコラムが始まったのは2023年か。当時と比べると、ちょっとテンパらなくなってきたかな。48、49歳のときは奥さんも「何言っても空返事」って言ってたよ。ずっと考えているから、何言っても「ああ、うん」とかって。来月で51歳。50歳になってからの1年間は、もっともっと暇になると思ってた。でも意外と、予想よりも持ちこたえてる。最初の頃に比べたら暇になっているかもしれないけど、そこまでって感じかな。やっぱりTHE SECONDでグランプリファイナルまで行ったのは大きかったのかもしれない。
仕事がなかった40代を経た人生観
何か50歳になると、もうこれから関わっていかないんだろうなっていうものが増えている感じがする。例えば、この歳まで着なかったハイブランドの服とか、高級車とか、高級時計とか。そういうのはこれからもしないのかな。現金なもので、金が入ればまた違うのかもしれないけど。だから、歳を取るっていうのは今後、必要なものと必要じゃないものが分かってくるのかも。これが40歳ぐらいだったら、まだ欲があったのかもしれない。でも我々が40歳ぐらいの時は全然仕事がないから、そこからの5年間はあんまり思い出がないんだよ。仕事をしてないから、ネットで検索しても、その時期のことは出てこないし。何となくライブ等はやっていたけど、40歳から50歳の間をざっくりと言うと、ただ仕事がなくて漫然としてた。頑張ってもがいていたイメージもない。もちろん日々の楽しいことはあっただろうけど。
太田プロだと想像できない?将来像
5年後、10年後なんて予想つかないな~。考えてみたら、今までそういう風に思ってうまくいったことが一度もない。「こうしていこう」とか「これがやりたい」とか、意外とないのかもしれない。例えば「ずっと漫才やっていきたい」とか「劇場に立っていたい」というのも、太田プロだとそれもあんまり想像できない。吉本とは違うからね。楽しみだな。5年後、何してんのかな? さすがにポッと出の55歳はなかなか大変じゃない? ChatGPTに聞いてみようか。
ポッと出の55歳芸人は何してる!?
ChatGPTの答えってさ
「1.存在感あるベテラン芸人として活躍継続」。ベテラン芸人にはなってる、年齢的にはね。「さらなるメディアやファンとの接点が増える予感です」。そんな風に感じないけどな~。「2.発明分野での新展開」。ドクター・中松さんみたいな。「相方・滝沢さんのゴミ清掃活動との掛け合わせで、社会性あるアイデア展開も期待できます」。それが一番、本当はいいよ。「3.執筆・トーク活動の深化」。うん、うん。「4.マルチメディア展開の広がり」。ふーん。「ポッドキャストや声のメディアで幅広く展開する可能性も」。ChatGPTは大きな伸びしろを感じてくれている。悪く言わないようにできているのかな?(笑)
60歳で現役芸人のリアルな現実は
でも考えてみたらさ、60歳まで現役でお笑い芸人って本当に少ないと思う。漫才をやっている師匠方と、トップランナーしかいない。そうなると元芸人がいっぱいいるってことだよ。60歳で芸人を続けている人は売れ切ってるか、売れてないか、だよ。浅草でもあまりお会いしたことない人もいるし。浅草で漫才している師匠方は、もうライフワークだよ。お金が儲かると、ライフワークとは違う気もする。ちゃんと商売になっちゃってるから。一生懸けてやるみたいなことって報われなかったりすることも多いのかな。でも、曲がりなりにもプロとしてやっているから、燃える気もする。そうなると、俺も何で浅草に行ってるんだってなるけど。ChatGPTには、もうちょっと厳しく予想してもらおうかな。