女子・札幌山の手 2年ぶりメインコートへ逆転発進 G高橋優希が最多33得点【ウインターカップ】
劇的な逆転勝利で初戦突破し観客席にあいさつする札山の手の高橋(左端)ら=撮影・中本翔
■全国高校バスケットボール選手権 第1日(12月23日、京王アリーナTOKYO)
▽女子1回戦 札幌山の手79-78日本航空(山梨)
7年連続43度目出場の札幌山の手は、1点ビハインドの第4クオーター残り32秒、スチールでボールを奪うと速攻から最後はPG高橋優希(3年)が決勝の逆転シュートを決めて、2年ぶりに初戦突破した。24日の2回戦でこの夏のインターハイ3位の強豪・岐阜女子と対戦する。女子の北星女子と男子の北海道栄は1回戦で敗退した。
1点ビハインドから劇的逆転シュート
序盤から相手の得点源となる185センチの留学生に苦戦したが、勝利を託された高橋がきっちりと逆転ゴールを決めて、感情を爆発させた。第4Qの14点中12点を奪う怒濤の連続得点。序盤は味方のシュート決定率が悪く、「自分が点を取れば、点数も動いて伸びてくかなと思って攻めました」とチーム最多33得点をマーク。「ギリギリでした。内容は決して良くなかったけど、最後しっかり粘ってボールを取って、ディフェンスから粘って点を取れたので、そこは良かった」と声を弾ませた。
第4クオーターの残り32秒で劇的な逆転シュートを決める札山の手の高橋(中央)
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この夏、インターハイへの出場枠が「2」から「1」に減った全道大会の決勝で日本航空北海道に92ー55で大敗。チームとして守備力を徹底的に磨いてきた。日本航空戦では、相手がボールを持つとダブルチームでプレッシャーに行き、苦し紛れに出したパスをスチールして速攻につなげ得点を積み重ねた。スチール数は日本航空の4本に対して札幌山の手は19本。高橋は「ウィンター前、すごい練習してきて、上島さんにもそれは何回も怒られてしてきたとこなので、そこがこの舞台で結果で出てきたのでよかった」。地道に取り組んできた練習の成果を大舞台で発揮した。
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(北星女子と北海道栄の主将コメントも)
全国3冠のOG、高田汐織さんがコーチになって…
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今春、OGの高田汐織さん(33)がコーチに就任。夏のインターハイ出場は逃したが、指揮官として再び全国のひのき舞台に戻ってきた。全国大会初陣初白星に「そんな感覚はないんですけど」と照れ笑い。高校3年時は、東京五輪金メダルの町田瑠唯(32)らと、インターハイ、国体と合わせて3冠を達成した。「やっぱり懐かしいのと、高校生の集大成だと思うので、思い入れは絶対違うと思う。思いっきり楽しんでくれればいい」と教え子の健闘を願った。
高橋(左)と話す札山の手の高田汐織コーチ(右)
主将からアシスタントコーチ、ゲームキャプテンへと役割変更
肩の荷が少しだけ軽くなった。1年冬から主将を任されたが、夏の大会後、石原優月(2年)が主将に就任した。高田コーチによると「1年生、2年生もしっかり自分たちでやるんだぞ、という気持ちと、3年生もしっかり責任感を持ってもらうために」と変更理由を明かした。高橋は「そこからアシスタントコーチみたいになって、ウインターカップの前にアシスタントコーチとゲームキャプテンを任されてます。キャプテンを降ろされた時は、チームのことを一番に考えてたけど、まずは自分のプレーを見直すというか、自分のことを考えるようになったので、責任感の面で少しは楽になったかな」。コートの上では今まで通り、司令塔としてプレーに集中できている。
選手に指示を出す札山の手の高田汐織コーチ
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なんとしても、再び東京体育館のメインコートに立つ。高橋が1年だった23年大会は4強入り。ところが昨年は初戦敗退。23日の2回戦は強豪・岐阜女子。「2年の時は、自分の納得いく結果で終われなかったし、内容も良くなかった。今年は全員で笑顔で終われるように、山の手のバスケットを展開できるように頑張ります」。千葉県の親元を離れて3年。高校生活集大成の大会で、過去最高の結果を目指す。
初戦を突破し喜ぶ飛び上がって喜ぶ高橋(中央)ら山の手メンバー
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■1回戦で74-111で大敗した北星女子の湯浅芽衣主将(3年)
「自分たちは高さが課題で、改善しようと練習でもずっとやってきたんですけど、北海道では経験したことのない当たり方だったり、全国という舞台を経験していなかった部分が出た。(相手は)下級生チームで、気持ちでは負けていなかったんですけど、3クオーターで一度崩れてしまった時に、みんなで声を出せなかったのが心残り」
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■第2Q2点リードから第3Q序盤まで連続30失点で敗れた北海道栄の久保田遥翔主将(3年)
「一番強化したのはディフェンスの部分。1Qではプレッシャーかけるのはできたんですけど、オフェンスの部分でミスが出て、トランジションになったら、やっぱりマッチアップできないので、そこでやられてしまった」
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