必見! 札幌の聖地を徹底解説
「トム・ブラウンの生態調査」第3回では、ツッコミの布川ひろき(41)とボケのみちお(40)が地元の札幌トークを繰り広げた。7月29日に行ったエスコンでのファーストピッチの振り返りやオススメするお土産、札幌に来たら必ず訪れる店や高校時代の思い出の場所、そしてトム・ブラウンの聖地とは―。
【芸能 関連ニュース一覧】
エスコンのファーストピッチを振り返る
―エスコンでのファーストピッチはいかがでしたか
布 川「めちゃくちゃ緊張しました。お笑いのやつよりも緊張しました」

―見事なストライク投球でした
布 川「何とか届きました。一応ストライク投げられて、後日トレンディエンジェルのたかしさんと飲んだんですけど、たかしさんが僕の始球式動画見た後に『布兄、これ見てください』って言われて、たかしさんがロッテの始球式やった時に、左投げでちょっとカーブみたいの掛かっていて、ちゃんとストライクゾーンに入っているやつを見せられて、ムカつきました」
みちお「俺の方がすごいんだぞって(笑)」
布 川「俺の方がうまい!じゃないよ」
―森本コーチが出てくる予定ではなかったのですか
みちお「全く。いきなり出てきてくれましたね。めちゃくちゃテンション上がりました」

―初めてエスコンで野球観戦をしてどうでしたか
みちお「めっちゃ良い野球場っすね。球場飯もうまいし、めっちゃ食いました。いくら丼とか食いました」
1階のコンコースから見た感じが「すごかった」
布 川「すごかったですね。1階のコンコースに、たまたまぺこぱのシュウペイが普通に見に来ていたので、ちょっと会いに行っていたんですけど、その時の1階のコンコースから見た感じが今まで見た球場と全然違いますね。日本の球場って近くても高さ的に高いんですけど、高さも低いから近いというか、メジャーとかがそんな感じっていうのは本当『そりゃ楽しいな、より』と思いましたね。シュウペイはプライベートで見に来ていて、小樽でジェットスキーしてたみたいです。『俺の始球式どうだった?』って聞いたら『ジェットスキーで遅れて見てないです』って言ってました」
みちお「まじか(笑)」
布 川「じゃあ、連絡してくんなって思いました。仲良いんですけどね」
札幌では「ほぼ活動してないですね」
―今回は地元について伺います。トム・ブラウンとしては札幌での活動期間は短いですか
布 川「ほぼ活動してないですね、まともに」
みちお「単独ライブだけパッとやって。単独ライブは恵庭駅の構内とか、狸小路とかでやらせてもらったりとか。恵庭駅でも人なんて見てくれるのかなと思ってたんですけど、1人2人ぐらいは毎回常連な感じで見に来てくれる人もいました。でも、雪とか吹きすさぶ中でやっていたので、僕らも寒かったですけど、お客さんもめっちゃ寒かっただろうなと思います」
お土産のセレクトが渋い…
―札幌に来た際のお土産などはどうしてますか
布 川「最近はあんまり買わないかもですけど、ぽん鱈ですね。いろいろ種類があるんですけど、箱で2000~3000円するぽん鱈があるんですよ。それが新千歳空港で1店舗とかしか売ってなくて、佐藤水産とかの近くにあるんですけど、それを買いますかね」
みちお「同居人がいまだに一番白い恋人が好きなので、白い恋人はなるべく買ったりとか、この前めっちゃいいなと思ったのはコマイ。コマイはお酒のつまみにめっちゃいいなと思ったので、おいしそうなやつを見つけたら買うようにしてますね。マヨネーズに一味を振って付けると、めちゃくちゃおいしかったです。ちょっと火で炙ってもおいしいんですよね。よくじいちゃんが買ってきて、ストーブの火でチリチリさせて食ってたなっていうのを思い出して、エモうまい感じです」
―思いつく北海道あるあるはありますか
布 川「出身どこ?ってなって、釧路とかになったら『ああ釧路ね。そっか』って、あんまり行ったことないから、一回盛り上がった後にちょっと『…うん』って大体みんななります(笑)。でもうれしいんですけどね」
みちお「全員の時間がゆっくりしてる。よく沖縄が沖縄タイムみたいに言われたりするって言うんですけど、札幌の人もみんなゆったり生きている気がします。あんまり急いでいる人を見かけたことないですね」
―歩くスピードも違いますか
みちお「全然違いますね。東京だとみんな下向いて、心どこに行ったんだ?っていう空虚な感じで、東京駅とかだと朝のラッシュで感じますけど、札幌はみんなゆっくり上向いて歩いている感じで、ゆっくり生きられているんだろうなって感じます。東京の朝は特に操り人形感があります」

札幌で山岡家 そしてジンギスカン
―札幌に来たら必ず食べるものなどはありますか
布 川「山岡家ですかね。単独ライブの時も2回行きましたね。ライブ終わりも。特製味噌中盛り」
みちお「布川、打ち上げ終わった後に山岡家行くって言ってたじゃん。俺、行かないって言ったし、行くつもりもなかったんだけど、帰りのタクシーの中で何か食いたくなって、俺も結局山岡家行ったんですよ(笑)」
布 川「行ったんかい」
みちお「山岡家、良いよね」
布 川「でもやっぱり思ったのは、どの店舗も好きですけど、新道店が一番うまいですね。並んだりする理由も分かります」
―みちおさんはありますか
みちお「山岡家は正直、8割ぐらいの打率で行ってるんですけど、ジンギスカンですかね。ラムは大体食います。東京って本当においしいジンギスカンが少ないんですよ。焼肉屋さんで食べるラムが好きです。ジンギスカン屋さんで食べるのも好きなんですけど、焼肉屋さんにも普通においしい生ラムがたくさん置いているじゃないですか。焼肉食べて、焼肉食べて、ラム食べて、ラム食べて、焼肉食べてのあの感じが札幌以外ではあんまりないよなぁと。あと、焼肉徳寿のラーメンです。3割打率ぐらいの感じで焼肉徳寿でラーメン食ってます」
布 川「らーめん信玄ののれん分けしているところも行ってます。麺乃やましたと麺屋大地」
みちお「もう潰れちゃったところでもう食べられない悲しい話になっちゃうんですけど、東苗穂に味禄っていうお店があって、とんかつをラーメンに乗せたとんかつラーメンっていうのをやっていて、出前もやってて、家帰ってお昼ご飯とかでも出前頼もうって言って、とんかつ醤油ラーメンを食べるのが好きでした。とんかつの脂が染みて、ラードと混ざってめちゃくちゃおいしかったですけど、もう一生食べられない…。そこは高校の時から友達と放課後に行って、ご飯食べたりとかして、めっちゃ思い出の場所ではあります」
麺の「硬め」「やわめ」問題
―みちおさんが山岡家で頼むメニューは何ですか
みちお「特製味噌も大好きなんですけど、やっぱり塩ですね。麺やわめ。量が増えるんで、うれしい気持ちになるんですよ(笑)」
布 川「最近ラーメン界ではやわめが流行ってきているんですよ。やわめだと麺が甘めになるらしくて、それで流行ってきているんですけど、量が増えるからって言ってる人は聞いたことないですね」
みちお「でも俺が昔、やわめを頼んだ時に『そんなやついないよ』って布川に言われてたんだけど、ようやく時代が俺に追いついたってことでいいんだよね?」
布 川「今の話、聞いてた?」
みちお「理由はどうあれ、最先端を走ってたってことです」
布 川「理由はどうあれは変だよ。だから、俺は理由を言うまで待ってたんだもん」
―布川さんも麺やわめで頼んだりしますか
布 川「いや、僕は基本硬めにしてますかね、まだ。でも宮下草薙の宮下くんと仲良いんですけど、ラーメンチャンネルをやっていて、そこで基本やわめで頼んでいるので、今度一緒に行く時はやわめにしてみようかなとは思いますね」
先輩からありがたい言葉をいただいた後…
―布川さんはラーメン以外だといかがですか
布 川「スープカレーの『村上カレー店 プルプル』ですかね。旧札幌よしもとのすぐ近くにあって、よく行ってましたね。まだ僕らが全然出られるようになる前、モリマンの種馬マンさんと一緒にプルプルに行かせてもらって、そこで『ちょっと清潔感出さないとダメかもね』みたいな、ありがたい言葉をいただきまして、スープカレー食べて外に出たら、種馬マンさんにハエが4匹ぐらいたかって『誰が言ってんだ』と。思い出はありますね。去年も中学の友達と一緒に行きましたね。やっぱりおいしかったですね。ナット・挽肉ベジタブル」
―高校時代はどの辺で遊んでいましたか
みちお「部活引退した後は近くの東苗穂北公園っていう広い公園の芝生で、クラスメートと放課後はサッカーしてましたね。あとは布川と一緒にヴィクトリアっていうハンバーグ屋さんによく行って、サラダバーを食べてました」
布 川「僕は毎日カラオケゆめっくすに行ってましたね。…本当は月に1回行けばいい方です」
―部活引退後はどんな過ごし方をしていたんですか
布 川「僕はもうお笑いやろうと思っていたので、当時の相方とネタをずっとやってました。学祭で『笑う犬の冒険』のはっぱ隊をやって、そこそこ反応良かったんですけど、当時付き合っていた彼女と学祭の最後に上がる花火を一緒に見るってなっていたんですけど『はっぱ隊の彼氏と一緒に見たくない』って言って、すごく避けられた思い出があります」

スノボのプロになりたかった
―みちおさんはお笑いを考えていなかったんですよね
みちお「考えてなかったですね。いろんなところで話している通り、スノーボードのプロになりたいなと思っていたので」
―スノーボードにハマるきっかけは何でしたか
みちお「中学2年の時に友達が始めるっていうので『じゃあ俺もやろうかな』みたいな感じで。ちょうどブームになってきたところで、日本人のプロ選手が増えてきて、雑誌も買って読んだりして『かっけー』みたいな。トップの人は年収数千万というのを見て、夢がある仕事だなと思って、DVDをみんなで見たりしてました。自分がモテてこなかった人生なんで、そのかっこ良さみたいなものに憧れていたんじゃないかなと思います。高校生になったぐらいにはスノーボードのプロになって、やりたいなと思ってました」
―部活をやりながら冬は山に通ってたんですか
みちお「中学高校までは年2回ぐらいしか行ってないので、よくそれ言うなって感じなんですけど(笑)。高校卒業して次の年から住み込みで働いたりとか、毎日行ったりしましたけど、中学でもうちょいやっていたら可能性があったかもしれないです」
布 川「一緒に先輩が女の子と3対3ぐらいでスノーボードに行ったらしくて、その時みんなに教えてくれる感じで行ったらしいんですけど、1人でバンバン滑って『こうやってやります』みたいな。普通にムカついたって言ってました」
みちお「でもインストラクターのバイトとかしてましたけどね」
布 川「だとしたら余計おかしい」
肩幅が広い理由はコレです
―布川さんは柔道以外のスポーツはやっていたんですか
布 川「小学4年生まで水泳をやってました。アレルギー性鼻炎になって、水泳をやっていたら治らないって言われて。僕、肩幅広いんですけど、それは水泳をやってた頃の名残ですね。服のサイズが合わなくて困ります」
みちお「ピチTサイズで着たいタイプだもんね。布川が女装とかしても、きれいとかいろんな人に言われるけど、やっぱり肩幅があるから、ちょっといかつさは永遠に残ります」
布 川「あゆみスイミングスクールに行ってました」
みちお「俺も幼稚園の時、そこに行ってた」
―トム・ブラウンの札幌の聖地はどこになりますか
みちお「やっぱりあゆみスイミングスクール」
布 川「何でだよ」
みちお「2人とも行っているのは珍しい」
布 川「じゃあ、東陵高校でいいだろ」
みちお「確かに(笑)」
布 川「それか宮の沢の、もうないんですけど、SVSっていうスタジオがあって」
みちお「もうないんだ」
布 川「ちえりあの近くにあったんですけど、そこでインディーズライブに何回か出ました。結構、貴重だったかもしれないですね」
みちお「あとは一番最初に単独ライブをやったBLOCHっていうところとかね。こないだもライブをやらせてもらいました」

【2000円お得! 道スポの年払いプラン】
■プロフィール トム・ブラウン ツッコミの布川ひろき(1984年1月28日生まれ)と、ボケのみちお(84年12月29日生まれ)が組む漫才コンビ。ともに札幌市出身。2009年にコンビを結成し、芸能人やアニメのキャラクターを合体させる「合体漫才」という特異なネタで脚光を浴びた。「M-1グランプリ」の最高成績は18年、24年の決勝6位。ケイダッシュステージ所属。毎週日曜23時25分からSTV「オズブラウン」出演中。