芸能
2025/06/20 17:00 NEW

新連載【トム・ブラウンの生態調査】#1 二人が抱く互いの印象

 

月イチでパーソナルな部分に迫ります

 札幌出身の人気お笑いコンビ、トム・ブラウンの新連載「トム・ブラウンの生態調査」がスタート! 月1回の頻度でトム・ブラウンのパーソナルな部分に迫るインタビューを実施。第1回は札幌東陵高校時代から付き合いのあるツッコミの布川ひろき(41)とボケのみちお(40)の二人が抱いている互いの印象などを聞いた。

【2000円お得! 道スポの年払いプラン】

柔道部の勧誘受けて「ちょっと怖い…」

―お互いの第一印象はどうでしたか

みちお「僕が高校1年生、布川が2年生のときです。僕が中学時代に相撲で全国大会に行った噂を聞きつけて、1年生の教室にバーッと来て『君、柔道部入らないか?』みたいな感じで誘われました。入学したての頃に、いきなり2年生が1年生の教室に来たので、最初はちょっと威圧感というか、ちょっと怖く感じました。その後、新入生のための部活紹介みたいなやつがあって、体育館の端から端まで前回り受け身をしながら帰っていくみたいなやつをやって、めっちゃウケて。自分も笑ったんですけど、それで『怖くないんだな。面白いんだな』っていう印象を持った記憶があります」

布 川「うちの学校は体操部が強くて、バク転をしながら出口まで帰っていくのが恒例であったんですけど、毎回体操部が最後を全部持っていっていたので、そのバク転している後ろを僕が前回り受け身してついていくっていうことをやったんですよね」

みちお「当時見てて全然意味が分からなかったけど、面白かった。実は意味があったんですね」

 

―みちおさんが中学時代に相撲で活躍していたのは噂になっていたんですか

布 川「相撲で全国大会に行っているやつと、柔道で全国大会に行っているやつと、少林寺で全国3位のやつがいると聞いたので、全員に声をかけました。まあ、柔道部のやつは僕らが団体戦で市内レベルのところだったので、強さのレベルが違いすぎて『楽しくない』と言って辞めちゃって、少林寺全国3位のやつは少林寺では強いんですけど、体重が50キロぐらいで細すぎて柔道は弱かったので辞めて、みちおだけが残りました」

―みちおさんの第一印象はどうでしたか

布 川「あんまり覚えてないんですけど『君、相撲で全国大会に行ってるんだよね? 入らない?』って言ったら、『ああ~』みたいな感じで、もっちゃりしてた」

―その後の高校時代は

みちお「締めるときは締めるけど、基本的には面白い先輩で、部活も割とみんな楽しくやっていました。部活終わりにご飯に行ったりとか、楽しい部活という印象ですね。途中でこの人に敬語を使うの嫌だなと思って、ウエートリフティングができる場所で『すみません。布川さん、敬語やめてもいいですか?』って言ったら、一瞬だけグッてなったんですけど『いいよ』って言ってくれて。そこから、さん付けだけど、後輩が使うタメ口みたいな感じにさせてもらって、関係性は割とフラットな感じでありがたかったです」

―コンビを組んでからタメ口になったわけではないんですね

みちお「一回タメ口になって、布川がお笑い始めてからまた敬語になって、コンビを組んだときにタメ口に戻りました」

マックのハンバーガー85円時代

―布川さんから見た高校時代のみちおさんは

布 川「僕ら3年生のときに柔道部と空手部が仲良くて、いつも6人ぐらいでよく遊んでいたんですけど、そこに2年生でみちおだけがほぼ毎回いて、珍しいなと思ってました。仲は良かったと思いますよ。メダルゲームとか行ってましたね」

みちお「お金ないから10枚とかで(笑)」

布 川「当時、マックのハンバーガーが85円とかで出していた時期だったので、ハンバーガーだけ食べて粘るみたいなことをしたりしてましたね」

みちお「シンプルな度胸だめしとかね」

高校時代の布川(前列中央)とみちお(同右端)=提供写真

 

ねえ、ちゃんと聞いてる?

―コンビを組んでから変わった印象などはありますか

布 川「コンビを組んだら、仕事ではあるわけじゃないですか。遅刻とかそういうの、無茶苦茶するやつだったから、そういうのは思いましたね。話を聞いてねーなというのも思いましたね。一番感じたのは『上京しようか?』って話したときに『コロッケ食べたいですね』って急に言ってて。『ちょっと待って、待って、待って』ってなったのは、すごい覚えてます」

みちお「その会話はほぼ覚えてない(笑)。自分的な印象で言ったら、仕事になるから本気だということなんだと思うんですけど、それまでは柔道部のときとかは普通に遊んでても本気で怒られたことはなかった気がするんですよ。芸人始めてからは、こんなに怒る人なんだと。もちろん自分が悪いんですけど、遅刻したときに『遅刻ダメだろ!』って。柔道部のときは(ニヤリとしながら)『ウェーイ、遅刻ダメだろ~』ぐらいだったのが本気で怒られて、これから一緒に仕事していくんだなと。柔道部のときも締めるときは締める、楽しいときは楽しくやっていたので、これから本気でお笑いをやっていくんだっていう自覚が僕も芽生えました。それだけ真剣に言わなきゃいけなかったんだろうなと、今考えれば思いますし、必要なことだったんだなと思います」

布 川「言っても、僕が2年先にお笑いを始めているので。一番覚えているのは、札幌の先輩方が打ち合わせをしていた部屋があって、そこの場所にいつもみんな荷物を置いていたんです。僕がライブの手伝いか何かで行ったときに、そこにいつも通りカバンを置いたんですよ。あとから打ち合わせをしていた先輩が全員を呼び出して『兄さんたちが打ち合わせしている部屋に入って、勝手にカバンを置くとかありえねーだろ』ってめちゃくちゃ怒られたんです。今思うと『すみません、失礼します!』と言うとか、もしくはその辺の廊下に置くのでも良かったんですけど、当時はそこに置くのが当たり前だったので。これ、僕だけじゃない人に迷惑がかかっているんだなと思って。そういうのがすり込まれていたから分かってほしいですね。ダメですけどね」

みちお「おかげでお遊び気分が抜けました」

布 川「普通に分かることですけどね」

みちお「おかげでお遊び気分は抜けましたけど」

布 川「何回言ってるのよ」

―布川さんがみちおさんにお笑いを感じたものがあったんですか

布 川「よく一緒に遊んでましたしね。何か、スベってもボケにいくやつだなとは思ってましたね」

意外な一面 ♡♡♡♡♡…なところ!?

―お互いに感じる意外な一面はありますか

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい