旭川実業が初戦突破 流れを引き寄せた1年生セッター・竹居田恭子【春高バレー女子】
第2セット、トスを上げる旭川実業のセッター・竹居田(右から2人目)=撮影・中川明紀
■全日本バレーボール高校選手権 第1日(1月5日、東京体育館)
▽女子1回戦 旭川実業2-0敬愛学園(千葉)
いきなりの大舞台にも動じず
〝ルーキー〟の躍動で1回戦を突破した。第1セット、2-5とリードを許す中で、コンディションが万全ではなかった正セッターの木下夏香(3年)に代わり、1年生の竹居田恭子がコートに入った。
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いきなりの春高デビューとなった竹居田だったが「やるしかない」。初の春高の舞台にも動じることはなかった。MB(ミドルブロッカー)が通らないとみるや、左右のアタッカーにトスを振った。
先にセットポイントを許すも大逆転
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リードを許す展開が続いていたが、中盤に5連続得点を重ねるなど、徐々に流れを引き寄せていく。21-24と先にセットポイントを握られたが、OP(オポジット)を務める中村咲陽(さよ)主将(3年)のサービスエースも飛び出し、再び連続得点を記録。瀬戸際からの逆転で第1セットを先取した。
第1セットでトスを散らし、ブロックを振っていた効果もあり、終盤にはMBのクイックも通るようになった。第2セットも最大8点差をひっくり返して、2年ぶりの春高で初戦突破を果たした。最後まで攻撃のタクトを振るった竹居田は「楽しかったです」とニッコリだ。
第1セットを取って喜ぶ旭川実業の(左から)竹居田、中村、柳原
自己採点は辛めに
岡本祐子監督(47)も「攻撃のテンポがいいですよね」と評する司令塔。上々の春高デビューに見えたが、自己採点は「50点」と辛めだ。途中、トスが合わない場面も見受けられ「トスが安定しないので、そこは改善したいです」。
北海道予選後は下級生の大会が続いたこともあり、チームを構築する時間が少なかった。そこで、年明け前の12月29日に関東入りし、調整する時間を増やした。多くの実戦を重ねて仕上げたことが奏功。岡本監督は「試合で力を爆発してくれるようにゲームまで持っていけた。選手たちもよく頑張ってくれた」とねぎらった。
センターコートを目標に
2年前は絶対的エース・笠井季璃(現SVリーグ・クインシーズ刈谷)を擁して、ベスト4入り。チームの色は全く違えど、再びセンターコートを見据える。簡単な道のりではないのは百も承知だが、岡本監督は「やっぱりセンターコートをイメージさせるところに行きたいなと思ってます」。
強気に攻め続けた竹居田は「試合の中でチームで進化してやっていきたいです」。大会期間中に大きく成長できる高校生ならではの伸びしろがある。大舞台を経験した1年生セッターが、3年生の最後を少しでも長くつなぐ。
勝利を喜ぶ旭川実業の選手たち
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