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2025/09/30 12:00 NEW

【トム・ブラウンの生態調査】#4 初のキングオブコント決勝進出

 

コントと漫才の違いとは

 「トム・ブラウンの生態調査」第4回は、「キングオブコント2025」で初の決勝進出を果たした2人に、ここまでの戦いぶりや、コントを作る難しさを聞いた。コントに挑戦していく上で、布川ひろき(41)が相談した相手や、ボケのみちお(40)が語る漫才との違いとは―。

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日本一危険な神社の御利益ありましたね

―キングオブコント決勝進出おめでとうございます

布川、みちお「ありがとうございます」

―昨年「オズブラウン」(STV)で行った日本一危険と言われるせたな町の太田山神社の御利益がありましたね

みちお「御利益はすごいかもしれないですけど、それですごいってなって、また登らされたら嫌なんで、すごくないです(笑)」

布 川「危ないです。僕ら、あの時願ったのは『帰り、無事に帰れますように』って言っていたので。でも、その効果も何かあるのかもなと思います」

―準決勝までの手応えはいかがでしたか

みちお「準決勝が2日間ありまして、1日目は割と良かったかなって感じで、2日目は悪くはないけど、どうなんだ?って思っていて、自分的には受かっても落ちても、どっちもあるなという感じでしたね」

布 川「今までキングオブコントの準決勝に行ったことがなかったので、初めてでどれぐらいで通るか、とかがいまいち分からなくて。M-1の感覚でいくと、ピッチャーの打率ぐらいかなってオペレーターの方に話していて、そしたらオペレーターの猿渡さんという方が『でも大谷なら3割ありますよ』と。確かに大谷もピッチャーだけど3割あるなと思って『それ、良い話っすね』って言ったら、その3割の方を引いたんで、メンタル的にもそれで気持ちが軽くなったので、猿渡さんのおかげですね~」

みちお「猿渡さんは『行ってるんじゃないですか』とか結構言ってくれた」

「こんなに大変なんだ」→喜びに変化

―決勝が決まった時の心境は

みちお「正直、びっくり。まさか自分がキングオブコントのファイナリストになる人生とは思っていなかったので。もちろんそのつもりで動いてはいたんですけど、やっぱりびっくりしましたね。そして、かなりうれしかったです。元々昔からコントはやってましたけど、きっかけがしっかりあるようなコントじゃなかった。『ミュージックスタート!』って言ったら曲をかけるぐらいのきっかけだったので、今までは。漫才と違って、コントの人たちってこんなに大変なんだっていう感覚みたいなのがあったので、それが喜びに変わった感じです」

布 川「ちょっと難しいかもなとか思っていたんですけど、エゴサーチとかしてみたら、意外と僕らの名前を入れている人がいましたし、何より、お笑いルポライターtakahiroが僕らを入れていたので。どうにか入ってくれないかなと思っていたので、かなりびっくりしました。『お、やった!』みたいな感じでリアクション取れなかったっすね。キングオブコントって、みんな笑って喜んでいる人が多い大会なんですけど、みちおだけ横で泣いていたので冷めました。それで一気に冷めました」

みちお「ふふ(笑)。自分が(決勝に)行ったことのうれしさもそうですし、や団さんとか、ベルナルドさんとかと一緒に決勝でできるとかを思うと、何かこみ上げるものがあって。なるべく泣かないように、とは思っていたんですけど、涙出ちゃいましたね」

布 川「誰も話しかけてませんでした。泣いてる人って話しかけられるんですけど、誰も話しかけてませんでした」

みちお「M-1と、ここまで雰囲気違うのかと思いました(笑)」

布 川「あれはかなり良かったです。『コント師、万歳』と思いました」

めちゃくちゃ慌てなくて済んだのかも

―単独ライブでもキングオブコントを見据えながらでしたか

みちお「そうっすね。M-1終わって『THE SECOND出るの?』とみんなに聞かれて、『THE SECONDはちょっと』と言ってて、布川と話して、キングオブコントに出るかという話になって。じゃあ、単独ライブでもコントを増やしてやっていこうという感じでやりましたね。19公演、コントをそこでかけられた感じですね」

布 川「キングオブコント、何回戦でやるかとかそういうのを考えながら、単独ライブに出していたつもりです。でも、今までM-1でコンプラアウトみたいなことを経験してなかったので、コントはそういうのも結構あるのかと。どうしよう?みたいな感じにはなりましたね。でも、何とか行けて良かったです。いろんな人に相談とかしました。ラバーガールの飛永さん、あとハナコの秋山くんとか、かが屋の加賀くんとか、コントの人たちに単独をやりながら相談してました。例えば、秋山くんとかも『有吉の壁でコントを結構やるじゃないですか。だから、そういうものが備わっていると思うので、ちゃんとやっていれば大丈夫だと思いますよ』みたいな。『そっか、地味にやっていたのか』と思うと、めちゃくちゃ慌てなくて済んだのかもしれないです。そういうのはこっちに来てもやらせてもらっていたので、テレビとかにも感謝はあります」

へ~、過程がちょっと違うんですね

―コントの作り方は漫才と全然違いますか

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