山崎あおい SUNDOGに参加「終末ひまなら」を配信リリース 来年は発信の年とする
道新スポーツに来社し、インタビューに答えたシンガーソングライター・山崎あおい=撮影・小田岳史
たくさん曲を書いた2025年
準備は整った―。札幌出身のシンガーソングライター・山崎あおいが25日に「終末ひまなら」を配信リリースした。ソングライターによるプロジェクト「SUNDOG」の記念すべき第1弾となる楽曲だ。来年2月にはEP「観察日記2」のリリースも決定しており、2026年はアウトプットの年とする。
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「たくさん曲を書きましたね」。山崎は25年を端的に振り返った。シンガーソングライターと作家。二足のわらじで精力的に活動した1年となった。

21日にはエスコンフィールド北海道で開催された「みんなのXmas音楽祭」に出演。F党でもある山崎は「地域のお祭りっぽい感じもあって、北海道というキーワードを元に、いろんな人が集まっていたので、北海道に生まれて良かったなと感じました」。地元・北海道でのライブ納めは、かけがえのない時間になったようだ。
「来年はいろいろ出るんじゃないかな」
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「楽曲提供もさせてもらいましたし、作家としてはボーカルディレクションを始めたりもありました。シンガーソングライターとして、曲のリリースがこのタイミングまでなかったので、ちょっと(想定よりも)後ろに行っちゃったなと思いつつ、たくさん準備をしたので、来年はいろいろ出るんじゃないかなと思ってます」

コールも込みでバズった「盛れ!ミ・アモーレ」
自身が作詞作曲を手がけたJuice=Juiceの「盛れ!ミ・アモーレ」は今年大きな反響を呼んだ。11月19日に日本武道館で開催されたライブにも足を運び、その盛り上がりに圧倒されたという。「コールがすごくて。もうファンのパートがあるぐらい、すごかったです。コールも込みでいろんな人に届いているところはあると思うので、いろんなことがばっちりハマったなと、客観的に思ってます」。
そして、新プロジェクトのスタートを担う。多くのアーティストの楽曲を手がけるTSINGTAOとp.e.t.が中心となる「SUNDOG」。その第1弾の楽曲として「終末ひまなら」が配信される。
終末ひまなら
「コラボをするという機会だったので、シンガーソングライターの自分1人の名義では出さないような、ちょっとテーマ性のある、コンセプティブなものをやってみたいなと」。ちょうどその頃、世間で話題になっていた「7月5日大災害説」も頭の片隅にあり、「そういうテーマもおもしろいかなという気持ちで書いてみました」。
友達がいないと曲も書けない時代になっていくんだ
昨年行われたタイのソングライティングキャンプに参加し、TSINGTAOと出会った。そこから人脈も広がっていき「そういうコライトみたいなことを、この10年ぐらいはやってこなかったので、すごく新鮮。時代の流れもそっちがメインになっていたりするので、友達がいないと曲も書けない時代になっていくんだなって最近思います」と笑った。
来年は、この培ったものを放出していく年となる。「それに紐付くように、ライブもいろんなところでしたいです。作家としても、もっとヒット作を残せるような活動ができたらなと思っています」。つかの間の故郷で、26年へ向かうスイッチを静かに入れた。
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■プロフィール 山崎 あおい(やまざき・あおい) 札幌市出身のシンガーソングライター、作詞家、作曲家。高校在学中にYAMAHA主催のコンテスト「The 3rd Music Revolution」に出場し、グランプリと特別審査員賞をダブル受賞。大学進学を機に拠点を東京に移し、2012年8月にメジャーデビューを果たした。リアルな感覚にあふれたセンチメンタルな歌詞が幅広い層の男女に支持を受けている。ハロー!プロジェクトをはじめとする女性アイドルグループや、KinKi Kids、WEST、藤井隆などのさまざまなアーティストへの楽曲提供でも活躍。

■SUNDOG
SUNDOGとは、舞台裏で数々の楽曲を手がけるソングライターたちが集まり誕生したプロジェクト。TSINGTAOとp.e.t.を中心に、鋭いJ-POPセンスと実験的なアプローチを掛け合わせ、ポップミュージックに新しい光を投げかけるアーティストとして活動している。
