ファイターズ
《ハム番24時》9月24日

秋分の日を過ぎて、暦の上ではいよいよ季節は秋に突入した。投手陣の練習が行われたこの日、屋根が開けられていたエスコンフィールド北海道のグラウンドを、まだまだ熱い日差しが照らしてはいたものの、時折吹く風には冷たさが含まれており、北海道にも本格的な秋が訪れたことを、身をもって体感させられた。
そんな天候に「いや、寒いっすね。急に寒いです。寒いの嫌いなんで」と苦笑いを浮かべていたのが福島だ。まだまだ暑さが続いていた8月14日に今季2度目の昇格を果たして以来、1軍帯同が続いているが、「(秋用の)服を持ってきていないんですよ。全部鎌ケ谷なので。買いに行かないと」と、目下の悩みを口にしていた。
昨季は8月下旬に1軍登録を抹消され、以降レギュラーシーズン中の再昇格を果たせなかっただけに、今年が北海道で過ごす初めての秋となる。何か秋らしいことをしたかを尋ねると「1回、オータム(フェスト)に行きましたよ」という答えが返ってきた。「近くまで行ったので、ちょっと寄ってみて。甘いものを食べようと、夕張メロンフロートを」。秋の札幌の一大イベントの雰囲気を味わうことができたそう。
これから北海道では秋のグルメが出回る時期。やってみたいこととして「おいしいものを食べます」と口にする福島にとって、秋が深まる時期まで1軍で戦い続けることができれば、公私両面でその願いが叶っているはずだ。
