■パ・リーグ２１回戦　ロッテ２ー７日本ハム（９月２１日、エスコンフィールド北海道）

スイーツを愛する若きバッテリーで５勝目ゲット

　日本ハムの福島蓮投手（２２）が先発し、５回５安打２失点と試合をつくり、今季５勝目を挙げた。誕生日にプレゼント交換をしている田宮裕涼捕手（２５）との〝れんゆあ〟バッテリーで、粘りのピッチングを見せた。

　３学年違いの２人は、まるで同級生のように仲が良い。福島が１年目の２０２２年、春季キャンプで同部屋となって親睦を深め、クレープを一緒に食べに行く〝スイーツ仲間〟でもある。普段から円滑にコミュニケーションを取っており、今季は右腕の登板全試合でコンビを組んでいる。

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３カ月前に交わした約束

　当時、２軍調整中だった福島が４月２５日に誕生日を迎えた際には、田宮が励ましの連絡を入れた。「１軍に行ったらプレゼント一緒に買いに行きましょう」と話していた。６月１３日には先輩の女房役が２５歳になり、プレゼントを贈り合うことを約束。後輩右腕は７月１３日のオリックス戦で今季初登板を果たし、先発ローテーションに定着したが、なかなか日程が合わず、９月に入ってようやく実現した。

ショッピングの後には食事も

　チームが休日だった今月８日に札幌市内のデパートへ。福島によると「僕は服をあげました。たみちゃんが選んだのはケンティー（中島健人）が着ていたコーチのカーディガンです。僕はディオールのベルトを買ってもらいました。何も決めていなくて、どうしようかなって一緒に選びに行って、いろいろ店に入って、ベルトいいかもって。僕はその日、（エスコンで先発投手の）練習で、夕方になっちゃった。（田宮は午後）１時くらいには（デパートに）いて、（プレゼントを）見ていたみたいです」

　右腕はスーツに合わせるベルト、田宮はファンを公言している中島とお揃いのカーディガンをゲット。その後は食事に出かけ、「野球の話はあまりしないですね。深い話はしていないです（笑）。絆はより深まりました」と明かした。

季節はすっかり秋　チームにとっては勝負の時

　北海道は気温が一気に下がり、秋らしい気候となった。田宮はプレゼントしてもらった青色のカーディガンを１５日から着用し始めたという。仲良しコンビで、これからも白星を積み重ねていく。