田宮裕涼 伏見寅威から「裕涼の30歳を見てみたい」と言われて思うこと
試合前練習で田宮(左)に腕の使い方を教える伏見
愛されキャラが思い描く未来予想図
日本ハムの田宮裕涼捕手(25)が、自身の将来像に思いをはせた。
優しい性格で、先輩、後輩を問わず、フランクに慕われる愛されキャラ。今後、ベテランと呼ばれる年齢にさしかかった時、チームでどんな存在になっていたいのか、自問自答している。
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練習前に談笑する田宮(左)と伏見
現在は1軍最年少キャッチャー
現在、高卒7年目の田宮は、1軍捕手陣の中では最年少だ。
「今は年下として、1軍でやっていますけど、いずれは僕も(伏見)寅威さんみたいな立場になるかもしれない。そうなった時に、僕はどういう感じでいくのか…(笑)」と想像を膨らませた。
憧れるのはやはり…
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5年後に、30歳を迎える。「寅威さんから、ちょっと『(田宮)裕涼の30歳を見てみたい』みたいな感じのことを言われたんですよ。それを聞いて、自分でも想像できないなと思いました」
理想はやはり、頼りがい抜群の先輩捕手。「寅威さんみたいに、安心感がある人になりたいですね。本当に、だいぶなりたいです」と憧れている。
7月9日ロッテ戦の九回、準備を終えて田宮(右)と交代する伏見
自他ともに認める後輩キャラ
ただ、性格の違いは否めない。
「僕はずっと、すごい下っ端みたいなキャラクターをしているので、(伏見のように)なれるんですかね? 自分でも想像がつかないです。ちょっと、キャラがキャラなので、難しいですよね。そこは寅威さんにも『裕涼のキャラは、何歳までそうなんだろう』みたいなことも言われましたし、確かに僕は、何歳までこんな感じなんやろ?って(笑)」
常に意識するコミュニケーション
それでも、すでに後輩たちからの信頼は厚い。2軍に降格した際には、年下の選手と積極的にコミュニケーションを取り、交流を深めた。
「いずれ、何年後かには、今(鎌ケ谷に)いる子たちが1軍で活躍するようになっていくと思う。去年、1年間は2軍にほぼいなかったので、ルーキーの子とか、2年目の子とあんまりしゃべっていないんです。そこはもう野手、投手関係なく、どんどんコミュニケーションを取っていきたいなと思って、今回は比較的、しゃべりかけたりするようにしました」
伏見は憧れの存在だが、全く同じである必要はない。田宮は田宮らしく、捕手としての存在感を高めていく。

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