田宮裕涼 ドラ1柴田の先発デビューを「いい感じにしてあげたい」 リードでもり立てることを約束
ブルペンで柴田(右)の球を受けた田宮(手前中央)=撮影・桜田史宏
ドラ1右腕のリードは任せろ!
日本ハムの田宮裕涼捕手(25)が、後半戦初戦となる26日のロッテ戦(エスコン)でスタメンマスクをかぶることが濃厚となった。ドラフト1位ルーキー・柴田獅子投手(19)がプロ初先発。2軍でバッテリーを組んだことがある背番号64が女房役を務める。
ブルペン投球で相手役
25日はエスコンで全体練習が行われ、先発登板を翌日に控えた柴田がブルペン入り。そのボールを受けたのが田宮だった。
「ゲーム前なので、そんなに力は入れていなかったです。ファームの試合で球は受けていますし、一応、初めてではないので」。
ブルペンで柴田の球を受けた田宮
5月の2軍くふうハヤテ戦でバッテリー
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二刀流に挑戦するルーキー右腕のデビュー戦。女房役として白羽の矢が立ったのは、経験によるところが大きい。2軍調整中だった5月23日のくふうハヤテ戦でコンビを組み、(八回の)1回を無失点に抑えている。
「初めて組むキャッチャーよりは、僕は(試合でボールを)捕っているので、ちょっとは楽な気持ちで投げられるかな。知らんですけど(笑)。なるべくいい感じにしてあげたいです」
ブルペンで投球練習をする柴田
ファームでともに汗を流して急接近
打撃不振に陥り、5月19日から6月12日までファームで調整。その期間で、それまで接点がなかった柴田との距離が縮まったという。「獅子は結構、人見知りもなく、話しますね。ファームにちょっといましたけど、仲良くなったかなと思います」と明かした。
「嫌な打者」が後半戦も攻守で勝利に貢献
仙台遠征を終え、2日間のオールスター休みは「アイスを食べました」と大好きなスイーツでパワーチャージ。球宴のネット中継では、西武・今井から「嫌な打者」として名前を挙げられたことが話題になり、「光栄です。NPBナンバーワンピッチャーなので」と決意を新たにした。
柴田にとっても、チームにとっても大事なオールスター明けの一戦。頼れるお兄さんとして、田宮が〝獅子〟を引っ張る。
