【一問一答】田宮裕涼 6月度スカパー!サヨナラ賞「年間大賞、僕もいけそうですね(笑)」
6月度のスカパー!サヨナラ賞を受賞した田宮=撮影・松本奈央
7点ビハインド跳ね返して劇的勝利
日本ハムの田宮裕涼捕手(25)が、その月の最もインパクトあるサヨナラ打を放った選手に贈られる「スカパー!サヨナラ賞」の6月度を受賞した。
今回対象となったのは、7点ビハインドを跳ね返して勝利を収めた6月15日、広島戦(エスコン)の十回に放った自身初のサヨナラホームラン。受賞の喜びを語った記者会見での一問一答は以下の通り。
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―初受賞の感想は
「今回この素晴らしい賞に選んでいただき、とてもうれしいです。人生初めてのサヨナラホームランだったので、自分としてもうれしかったですし、それでチームが勝ったことも含め、とてもうれしいと思います」
―応援してくれているファンの方にも一言
「優勝に向けて頑張ってやっていくので、これからもたくさんの応援をよろしくお願いします」

―あらためて試合を振り返って。7点差を追い付いて迎えた延長十回、先頭バッター。どんな気持ちで打席に向かったのか
「前の回に先輩たちがつないで追い付いてくれたので。先頭だったので、なんとか塁に出ようという気持ちではいて。カウントも有利になったので、思い切ってここは打ってみようと思って打ったら、たまたまホームランが入った、みたいな感じでしたね」
―3ボール1ストライクからの5球目。打った感触は
「打った感触は良かったので、ヒットで塁に出られると思って全力で走ったんですけど、もしかして(スタンドに)入っちゃうのかな、みたいな感じでも走っていたので、入ったのが見えて、とてもうれしかったです」
―入った瞬間、球場内は割れんばかりの大歓声。どう感じたか
「もう大歓声どころか、自分がうれしすぎて。飛び跳ねて塁を回っていましたね」
6月15日の広島戦、延長十回に人生初のサヨナラ本塁打を放った田宮(手前)
―その一打が、プロ初、というだけではなく、人生初のサヨナラホームランに。どんな1本になったのか
「小学校からやっている自分の野球の歴史に一つ、サヨナラホームランというのが出たことは良かったと思います」
―「スカパー!サヨナラ賞」の受賞を聞いた時は、どんな気持ちだったのか
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「去年もサヨナラを2本ぐらいやっていますけど、サヨナラ賞まではいかなかったので。1回取ってみたいなと思っていたので、取れて良かったですね」
―チームでは3・4月度に先輩の郡司が受賞。郡司から何かコメントは
「いや、それはまだ特には言っていないんですけど。郡司さんは(今季サヨナラ打を)3回ぐらいしているので、やっぱりあの人は本当にサヨナラ男だなと感じますけど」

―その先輩を超える意気込みは
「サヨナラを打つというよりは、その前にしっかり打って、チームが勝てるようにしたいなと思います」
―郡司は受賞した時に、自分が年間大賞を取りたいんだ、と話していた。それに待ったをかける形では
「年間大賞、僕もいけそうですね(笑)」
―年間大賞を取りたい気持ちは
「取れるものなら取ってみたいですね」
―1軍に再昇格してからの田宮の活躍もあり、チームは今、1位をキープ。後半戦に向けて、今後どんな形で活躍していきたいか
「パ・リーグは混戦ですし、自分たちで勝っていくことでしか優勝は目指せないと思っているので、勝ちに貢献できる活躍をしっかりできたら、と思います」
―賞金30万円の使い道は
「いや、何も決めていないです。特にないです」
―欲しいものは
「欲しいものもないです。これから考えていきます」

―あらためてあの試合を振り返って
「僕は途中出場だったので、負けている展開から出て、自分としてはできることをしようという感じで試合に出ていった。それでチームのみんながたくさんつないで点を取ってくれたので、チーム全体で、これはいけるんじゃないかと(いうムードに)なっていましたし、それでなんとか追い付いて。ホームランは、たまたまだったと思います」
―夏本番を迎えて、状態が上がってきているという感覚は
「どうですかね。すごく良いとかは特に思わないですけど、あまり悪くもないので、これからもっとより良くしていけたらな、とは思っていますね」
―感覚的に悪くないと思う部分は、具体的には
「ヒットが出ているので、そこですかね」
―ボールがよく見えているという感じか
「いや、特によく見えている感じとかは、あまりしないですけど。チームに貢献できているので、まだ良いのかなという感じはしています」
