田宮裕涼 高校時代から縁ある細野を好リード 「かわいいシリーズ」メインを張る若き女房役の「推しメン」はあの左腕
三回2死二塁、レイエスの適時打で田宮(左)が生還し、細野と会話を交わす=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ13回戦 楽天1ー12日本ハム(7月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの田宮裕涼捕手(25)が、「2番・捕手」で先発出場。打っては今季7度目の複数安打を記録し、「2番で使ってもらっているので、何とか結果を出したい、それだけです」。守っては初めてバッテリーを組んだ細野晴希投手(23)の今季2勝目をアシストした。
「やっと組めてうれしい。ずっと組みたかった」
念願のコンビ結成だった。東京・東亜学園出身で1学年下の細野とは、千葉・成田高校時代に練習試合で何度も対戦経験があった。「高校時代から知り合いで、やっと組めて僕はうれしいです。僕はずっと組みたかったんです」
三回、左前打を放った田宮
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打席でボールも見ている。「(安打を)たぶん打ったみたいです。細野が言っていたので。もちろん、細野が投げていたのは覚えていますよ。2年生のときからいいピッチャーでした」。安打を打ったのはうろ覚えだが、ピッチング姿は印象に残っている。
田宮は高卒でプロ入りし、細野は大卒で日本ハムに入団。昨季からチームメートになったが、なかなかバッテリーを組む機会に恵まれなかった。ブルペンでも「ピッチングも受けていないです。だいぶ前に受けただけ」と、遠ざかっていた。
細野をプロ初勝利に導いた郡司先輩に相談し…
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今回ようやく実現することになり、先月14日の広島戦(エスコン)で細野の〝取扱説明書〟をもとにプロ初勝利に導いた捕手の郡司にも相談。アドバイスを踏まえ、「ストライク入るボールを選択して、その中でバッターのタイミングとか見て、真っすぐ行ったり、変化球行ったり、というのは自分なりに考えてリードしてあげよう」と引っ張った。
先発の細野(左)を好リードした田宮
マイメロとのコラボをしっかり見ていただきたい
チーム屈指の〝かわいいキャラ〟として、自身がメインビジュアルに起用されているシリーズを盛り上げた。前日4日から「ファイターズかわいいシリーズ」がスタート。サンリオのキャラクター「マイメロディ」の人形を3体抱えているキュートな姿を披露しており「マイメロとのコラボレーションをしっかり見ていただきたいです」とPRする。
僕にちょっかい出してくるところです
同シリーズは今月13日のオリックス戦まで。「かわいい」推しメンには、7個上のイケメン左腕を挙げる。「何だかんだ(山崎)福也さんになっちゃいますね。まず顔がかっこよくて、かわいい。かわいいところは、僕にちょっかいを出してくるところです」とはにかんだ。自身もそのかわいさを武器に、観客を魅了する。
名護キャンプで紅白戦前に行われたチーム集合写真撮影の際、山崎(上)にいじられる田宮