ファイターズ
2025/05/10 00:50 NEW

田宮裕涼 超強気リードで金村の完投勝利をサポート 〝専属解除〟でわき上がった感情、得たモノは―

金村(右)の完投勝利を支え、笑顔の田宮(中央)=撮影・宮永春希

■パ・リーグ6回戦 楽天1-2日本ハム(5月9日、エスコンフィールド北海道)

1カ月ぶりのバッテリー

 日本ハムの田宮裕涼捕手(24)が9日、エスコンフィールド北海道で行われた楽天戦でスタメンマスクをかぶり、金村尚真投手(24)の今季3度目となる完投勝利をアシストした。4月5日のオリックス戦(エスコン)以来、1カ月ぶりにバッテリーを再結成し、共同作業で大仕事をやってのけた。

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リードの引き出し増えた

 八回から2イニング続いたピンチをしのぐと、笑顔でマウンドに駆け寄り、金村の背中をポンとたたいた。決して楽な展開ではなかった。「(金村とのバッテリーが)久しぶりだったんですけど、(山崎)福也さんとか、ほかのピッチャーと組ませてもらって、リードの引き出しが(増えた)。いつもとは違ったリードが少しはできたかなと思います」。116球でつかみ取った白星に、大きな価値が詰まっていた。

九回2死二、三塁のピンチで金村(左)に声を掛ける田宮=撮影・松本奈央

 

 終盤に試練が待っていた。2点リードの八回、連打の後に内野ゴロで1点を失い、2死三塁のピンチを迎えた。一打同点、本塁打なら逆転となる厳しい局面。注目ルーキーの宗山が打席に入った。田宮は迷いなく、内角高めの直球を要求し続けた。

宗山の場面では伏線があった

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