ファイターズ
伊藤大海の中4日は逆転Vへの勝負手 加藤投手コーチ「エースを数多くゲームに投げさせるという選択」

すべてはペナント奪還のため
日本ハムの首脳陣は思案し、伊藤大海投手(28)の中4日起用を決断した。逆転Vの可能性を広げる勝負手。21日の試合後に、加藤武治投手コーチ(47)が経緯と理由を明かした。
結果的にソフトバンクと2・5ゲーム差まで縮まった。ただ、残りは8試合。ライバルの負けを願っているだけでは、届かない可能性もある。だからこそ、本気で全勝を目指す。
加藤投手コーチ 「ほかの試合にも絶対に勝たないと」
伊藤を中4日で22日のロッテ戦(エスコン)に送り出すのは、そのために必要な策で「今、ホークスとこういう状況になってしまって。直接対決に勝つプラス、ほかの試合にも絶対に勝たないといけない。それでこういう選択を。エースを数多くゲームに投げさせるという選択です」と説明した。
中5日で23日の楽天戦(エスコン)に先発し、中6日で30日のソフトバンク戦(ペイペイ)に向かうプランがあった。そうなると、ラストとなる10月4日のロッテ戦(ZOZO)は中3日で難しくなる。中4日で22日に投げると、その後は中5日を続けて2度、登板することが可能になる。
人事を尽くして天命を待つ
新庄監督は「勝つため」と強調し、腹をくくっていた。加藤コーチも「これで負けたら仕方ないと思う。やるべきこと、打てる手は打って。14勝しているピッチャーなので。無理はさせてしまう、負担をかけてしまうんですけど、大海に頑張ってもらう」と全幅の信頼を寄せていた。