五十幡亮汰 先制の適時三塁打 守備で魅せた前日に続き、攻撃でも持ち前の快速を披露
三回2死二塁、五十幡が先制の適時三塁打を放つ=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ19回戦 日本ハム2-3西武(8月27日、ベルーナドーム)
三回の先制打で快足を飛ばして三塁へ
日本ハムの五十幡亮汰外野手(26)が「2番・中堅」で先発出場し、三回の第2打席で先制の適時三塁打をマークした。
チームは今カードで、西武を相手に1分け1敗。攻守で持ち前の快足を披露したスプリンターが、チームとともに本拠地のエスコンから再出発する。
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水野に並んだリーグトップタイの7三塁打
2死から死球で出塁した矢沢が、五十幡への3球目で二盗に成功した。「先制点が欲しいところだったので、(走者を)かえすというよりは、後ろにつなげようという意識でいきました」。フォアザチームの精神で臨んだ4球目。西武先発・与座のストレートをはじき返すと、打球はやや前進気味だった右翼手の頭上を越えた。
三回2死二塁、適時打を放った五十幡が一気に三塁へ向かう=撮影・井上浩明
五十幡は「(打球を見て)行けるかなと思いました」と減速することなく二塁を蹴り、一気に三塁に到達した。チームメートの水野に並ぶパ・リーグ1位タイとなる7本目の三塁打だ。続く水谷の二塁打で2点目のホームを踏み、流れを引き寄せる役目を果たした。
敵ながらアッパレ 「ナイスプレーという感じですね」
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続く第3打席でも、大きな当たりをセンター後方へ飛ばしたが、フェンスにぶつかりながらもキャッチした長谷川のファインプレーに阻まれた。「ナイスプレーという感じですね」。同じポジションを守る相手の好守をたたえた。
チームに勝利を導いてこそ
五十幡の快足が際立った2日間だった。前日の試合では七回から中堅の守備に就き、広い守備範囲で好プレーを何度も披露した。
そしてこの日は攻撃で見せ場をつくった。それでも「守備は良かったですけど、攻撃の面ではもう少し出塁することができていたら、チャンスを拡大できた。後ろにつなげるようなプレーができていたら最高でした」。個人結果だけでは満足しない。目指すはチームに勝利をもたらすリードオフマンだ。

29日からエスコンで楽天3連戦
西武2連戦を1分1敗の結果で終え、首位・ソフトバンクとのゲーム差は1となった。チームは29日から本拠地で楽天3連戦。再び首位奪取を目指す。
「もうやることは変わらないので。毎日毎日が大事なので、しっかり勝つために自分のできることをやります」。ベルーナドームで再三見せたスピード感あふれるプレーをエスコンでも見せつけ、勝利に貢献していく。
