ファイターズ
五十幡亮汰が初球先頭打者弾 4年ぶり一発でベルーナDの悪夢払拭「集中して入れたのが良かった」

■パ・リーグ16回戦 日本ハム4-2楽天(7月20日、楽天モバイルパーク宮城)
日本ハムの五十幡亮汰外野手(26)が「1番・中堅」で先発出場。初回の第1打席で初球を捉え、打球はライトスタンドへと吸い込まれ、先制の1号ソロとなった。前のカードでは自身の悪送球から逆転を許し悔しい思いをしていただけに、自身4年ぶりの一発でモヤモヤを吹き飛ばし、チームの前半戦首位ターンを確定する勝利に貢献できた。
塁に出ることを考えて、しっかり振ることを意識して
俊足リードオフマンによる、電光石火の一撃。いつもと違ったのは、それがチャンスメークのヒットではなく、初球先頭打者ホームランとなったことだった。「塁に出ることを考えながら、しっかり振ることを意識して打席に立ちました」という第1打席。プレーボール直後に楽天先発・内が投じたストレートを振り抜くと、鋭い打球は右翼手の頭上を大きく越えて、ファイターズファンが待つライトスタンドに飛び込んだ。
ルーキーイヤーだった2021年5月23日のビジター西武戦で放ったプロ初ホームラン以来、1519日ぶりに生まれた一発。「感触は良かったですけど、1年目以来だったので(ホームランの感触を)忘れていました(笑)。(スタンドに入ったのが見えて)めちゃくちゃうれしかったです」と、ファンが、そして自分自身が待ちに待っていた〝プロ2号〟を笑顔で振り返った。