高校野球
2025/10/11 18:25 NEW

白樺・後藤健 1年生の〝ゲームキャプテン〟が挑む全道制覇【秋季全道公式練習】

守備練習をする白樺の後藤=撮影・十島功

■秋季全道高校野球公式練習2日目(10月11日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

 チームの司令塔として、全道の頂点に導く―。野手が1年生主体の白樺の中でも、後藤健(たける)内野手(1年)の存在感はピカイチだ。入学直後の春季大会から背番号4を付けていた後藤が、この秋からは遊撃手としてチームの中心を担う。

初めてのプレド 人工芝の影響を警戒

 大和ハウスプレミストドームのグラウンドに、初めて足を踏み入れた。「観客が入ったり、吹奏楽部の応援とかあって、そういう雰囲気は初戦までつかめない。シートノックなりでつかんでいけば、試合に入り込んでいける」。そして「結構差される」。人工芝による球足の速さも、遊撃手として懸念すべきところの一つだった。

【#高校野球 関連ニュース一覧】

 守備のほころびは勝敗に直結する。亀田直紀監督(38)も「初めてやる子たちが多いので」と守備練習に時間の大半を費やした。同学年の菊島有佑内野手が主将に就任し、新チームは下級生が引っ張る形となった。グラウンド外などで菊島主将が部員をまとめる一方で、後藤は〝ゲームキャプテン〟を務めるつもりだ。

守備練習で人工芝の感覚を確かめる白樺の後藤

 

菊島主将との役割分担は明確

 「菊島はチーム全体を見て動かしたり、グラウンドの中以外のことをやっていて、自分がゲームの中で指示を出したりとか、試合の中でのキャプテンという感じでやってます」。この公式練習でも、下級生ながら堂々と指示を出す姿に、若きリーダーの風格が漂う。

一方で難しさを感じている点は―

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい