水谷瞬が今季2度目の先頭打者弾となる11号 理想とするリードオフマンはあの選手

■パ・リーグ20回戦 オリックス5-6日本ハム(8月20日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの水谷瞬外野手(24)が「1番・右翼」で先発出場。第1打席で、7月4日楽天戦以来、今季2本目の先頭打者アーチとなる11号ソロをたたき込んだ。チームに貴重な先制点をもたらして試合の流れを引き寄せ、4連勝達成に貢献した。
空中戦の口火
両軍合わせて5本のホームランが飛び交った空中戦。その口火を切ったのが、2日続けてチームの1番打者を担った水谷だった。初回、フルカウントからオリックス先発・佐藤が投じたストレートを捉えると、打球はライトスタンドの日本ハムブルペン内に着弾。劇的なサヨナラ勝利を収めた昨夜からの流れを、さらに加速させる一発で、オリックスに先制パンチをお見舞いした。
状態は良くないと思っていた
「久々にホームランを打てたことも良かったと思いますし、あまりここ最近は自分の中で状態が良くないと思っていて。その中でも少しずつ修正しながらやってきて、きのうもヒットが出て、今週のどこかでホームランが出たらいいなと。このタイミングで打てたのは良かったかなと思います」と、7月26日ロッテ戦以来、約1カ月ぶりとなるホームランの手応えを振り返った。
11本塁打うち10本が1番打者で
相手チームを震撼させる〝恐怖の1番〟だ。今季は11本のホームランを放っているが、そのうち10本が1番打者として出場した試合でのもの。持ち前の長打力で相手投手にプレッシャーを与え続けている。「今年のキャンプインのタイミングでは、僕自身、1番という打順にこだわってやっていきたいという思いを持っていて。1番で入るときは、もちろんフォアボールであったり、ヒットで(塁に)出ることもチームに勢いづけられるとは思うんですけど、インパクトのあるバッティングを初回から、先頭からできたら」と語る、自身の〝1番像〟。その理想型として挙げるのは、あの選手だ。