ファイターズ
《ハム番24時》7月27日

ベテランの中島が試合前のシートノックで行うジャンプのルーティンに、新たな仲間が加わった。水野、奈良間ら後輩たちがまねすることで知られているが、後半戦の初戦となった前日26日のロッテ戦(エスコン)では、ぴょんぴょん飛び跳ねる山県の姿もあった。
27日の練習前、本人に尋ねてみると「ずっと入りたかったんですけど、遠慮しちゃっていました。いろいろエピソードがあるんですけど」と照れくさそうに明かしてくれた。
昨季からよく見かける光景だが、二遊間を守る内野手で石井、上川畑はやっていない。入団したばかりのルーキーは「やらなくていいのかなと、やらないでいたんです。そしたら、ピンさん(石井)が『おまえ、入れよ』って。ピンさんに『入れよ』って5回くらい言われたので」。早大の先輩でもある石井に背中を押され、自身も〝参戦〟することにした。
タイミングを伺っていた。「この前(19―21日)の楽天モバイルの(楽天戦)時に入ろうとしたんですけど、エスコンの方がいいなって迷ってやめて。満を持して、お待たせしましたって感じです」。テレビ中継でもその様子が流れるなど、話題となり「拍手がすごかったです。うれしいです」と、はにかんだ。
中島の後ろでまねする選手たちがカルガモの親子のように見えることから『カルガモ隊』と呼ばれ、今月15日から球団公式グッズも販売されている。「ちょっと遅かったですね。モーレ(レイエス)にも遅いって言われて。親ガモ、子ガモと言われているので、もしかしたら〝孫ガモ〟とか。さらに小さいカモで作っていただけたら」
日本ハムファンの間で〝孫〟と呼ばれている山県の切なる願い。グッズの担当者さんに、届きますように。
