【一問一答】伊藤大海 投球は女房役との〝共同作業〟「寅威さんはすごくいいリードしてくれていますし…」
二回1死、ロッテ・西川を投直に打ち取った伊藤=撮影・松本奈央
■パ・リーグ14回戦 ロッテ5-4日本ハム(7月27日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの伊藤大海投手(27)が先発し、7回3失点で勝敗は付かなかった。3点リードの四回、ソトに同点3ランを被弾したシーンを振り返り、悔しさをにじませた。試合後の一問一答は以下の通り。
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―四回のホームランが悔やまれる
「そうっすね。戦犯であることには変わりないので、なんだかなぁって感じはありますけど。ふがいないなって」
―失投だった
「あれを失投と言われたらきついですけど、あそこで仕留めきれなかった僕のボールの弱さだったりがあった。球速が(1)48(キロ)とかだったので、ああいうところで仕留められるようにならないとな、と思います」
四回2死一、二塁、ロッテ・ソトに同点本塁打を浴びた伊藤=撮影・井上浩明
―1球の怖さを痛感した
「1球の怖さはこれだけやっていたら知っていますけど、今はイニング食って三振そこそこ食ってっていう、しょうもないピッチャーになっている。そこは改善していかなきゃなと思います」
―ここまで被本塁打がリーグトップの「12」
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「もちろん数字にも出ていますし、もちろん感じている部分ではありますけど、本塁打の失点が多いなと感じています」
―相手の打者も一発を狙っているように感じる
「もちろんホームランを打てるバッターはそういう入りをしてくると思いますけど、そこでただ投げるのではなくて、相手の待ちだったり、読みをもっと感じ取っていかないといけない部分がもちろんあると思うので。そこで感じる力に欠けているのかなと思いますね」

―終盤戦に入る中、つぶしていかないといけない課題の一つ
「もちろん終盤戦に向けてもそうですし、僕のピッチャーとしてのキャリアで、そういうことを考えていかないといけない。そこは課題として一番かなと思います」
―調整法で変えたいところ
「調整うんぬんじゃない気がするので、バッターと対峙(たいじ)した時に、(捕手の伏見)寅威さんはすごくいいリードをしてくれていますし、キャッチャーが分かる部分と、こっちからしか分からない部分がもちろんある。そこは共同作業だと思うので、こっちから分かった情報もどんどん反映していかないといけない」

―首を振った場面もあったが
「最近、テンポも良くなかったので、あまり僕も首を振らずにという感じだったんですけど。あそこ(本塁打を打たれた場面)はあのボールで選択肢として間違っていなかった。あそこに強いボールで応えられなかったのが、一番かなと思います」
―試合後、伏見と話をしたか
「そうですね。あの場面、いろんな選択肢があった中で、僕もうなずいた以上は納得して投げているので。寅威さんは謝ってきましたけど、別に謝る内容ではないと思いますし、僕が本当にそこに応えきれなかった。それだけかなと思います」
四回、同点に追い付かれた伊藤(左)に声をかける伏見