Fビレッジに競技力向上のための虎の穴「アローズラボ北海道」が7月26日にグランドオープン

佑ちゃんがオープンイベントで講演
北海道ボールパークFビレッジで元日本ハムの斎藤佑樹さん(37)が代表を務める「mybase」が6月25日にオープンした飲食商業施設「SUNNY TERRACE(サニーテラス)」に、数々のトップアスリートをサポートしてきた運動能力測定施設「アローズラボ」が北海道初上陸でオープンする。最先端の測定機器と、全国で蓄積してきたビッグデータを活用し、トレーナーが競技適性や競技力向上のアドバイスなどをする。今月26日のグランドオープニングイベントには斎藤さんがゲストとして訪れ、講演も行う。
北広島から世界へ
Fビレッジに新たなスポットが全国28店舗目の施設として誕生する。アローズラボ北海道を運営する札幌のディーズフォース・松原陸人代表取締役(28)は、「将来は北海道全体、地域全体が底上げされて、この施設に携わった子が、甲子園に行くのか、プロ野球に行くのか、はたまたサッカーのワールドカップに行くのか、NBAに行くのか、そういった子が1人でも出て、何かそういった土壇場の時の踏ん張る力で、アローズラボに行ったから大丈夫だと思っていただけるような施設になっていけたら」と、北広島から世界へ羽ばたくアスリートの輩出を夢見る。
5大基礎体力を測定して適正を助言

アローズラボは通常のスポーツジムとは一線を画する。完全予約制で、専用機器を用いて競技力に関わる視力、筋力、持久力、瞬発力、跳躍力の「5大基礎体力」を測定し、得られた結果によって一人一人にフィードバックを行う。例えば視力では、静止視力はもとより、動体視力や周辺視野、眼球運動、瞬間視などメニューは多岐にわたる。また瞬発力であれば、最高速度、速度維持率、さらに二つの結果から導き出すスプリントスコアを数値化。何度もダッシュを繰り返すサッカー、ラグビー、バスケットボールの能力を数値として見える化することが強みだ。さらに栃木にあるエイジェックスポーツ科学総合センターを中心として、全国各地の施設で測定した約10万件のビッグデータを元に、競技者と同世代の全国ランキングなども把握できる。測定後には、トレーナーから今後のトレーニングに関するアドバイスを受けられる。また、スポーツ適性も診断することができ、幼年期の競技者の場合、将来的にどんな競技により適性があるかも助言してくれる。