高校野球
2025/07/21 20:35 NEW

旭川志峯が劇的逆転勝利で現校名初の聖地に王手 白樺にリベンジだ【北北海道大会】

八回2死三塁、旭川志峯の億貞が一ゴロをヘッドスライディングで適時内野安打とし、勝ち越しに成功した=撮影・松本奈央

■全国高校野球選手権北北海道大会第5日(7月21日、エスコンフィールド北海道)
▽準決勝 帯広大谷1-2旭川志峯


終盤に魂の内野安打で勝ち越し成功

 旭川志峯が伝統の「気合と根性」で、わずか2球で試合をひっくり返し、2023年春の校名変更後、3季通じて初の決勝に駒を進めた。0-1で迎えた八回2死二塁。2番・上田翔也右翼手(3年)が中前に同点打を放ち、送球エラーで三塁へ進むと、続く3番・億貞壮汰遊撃手(2年)が初球を一、二塁間への内野安打を放って勝ち越し。息詰まる投手戦を制した。決勝の相手は昨夏の準決勝で七回コールド負けした白樺。リベンジを果たし、旭川志峯の校名としては初の甲子園出場を成し遂げる。

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八回2死三塁、打球が一、二塁間へのゴロとなり必死に一塁へ走る旭川志峯・億貞

 

一塁へのヘッスラで間一髪セーフ

 億貞が一振りで決めた。一塁手からのボールを受け取った相手投手と一塁ベースへの競争になったが、左手を目一杯伸ばしてヘッドスライディングし、間一髪セーフ。「しっかり自分の足で1点をもぎ取りました」。味方ベンチへ向かって、何度もガッツポーズを繰り返した。

 七回までは、帯広大谷のエース泉映甫投手(3年)の前に散発3安打に抑えられていた。先制された直後の六回、先頭を四球で出塁させたが、2人続けて犠打を失敗。続く七回にも無死一塁で犠打失敗。ベンチもなんとか突破口を開こうと仕掛けたが、思うような攻撃ができないでいた。

八回の前に「気合と根性!」とゲキ 一発成功の犠打で相手に重圧も

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