高校野球
2025/07/22 19:20 NEW

【プレーバック】北北海道大会決勝 白樺3-4旭川志峯(7月22日、エスコンフィールド北海道)

北大会優勝を決めた旭川志峯の選手たちがスタンドに向かって駆け出す=撮影・松本奈央

 

旭川志峯が現校名で初の甲子園

 旭川志峯がエース・河合悠希投手(3年)の184球の熱投で、3年ぶりに北北海道大会を制覇した。

 先に点を奪ったのは旭川志峯。二回、先頭の6番・村田敏泰内野手(2年)が四球で出塁。犠打で1死二塁の好機をつくり、8番・合田湧翔外野手(3年)が左前にはじき返す先制の適時打をマークした。しかし、白樺も譲らない。直後の三回、死球と安打などで1死二、三塁とすると、5番・大西遥斗捕手(3年)が中前への適時打、そして6番・辻真叶(まさと)外野手(3年)の試みたセーフティースクイズが内野安打となり、一気に試合をひっくり返した。

 一進一退の攻防は続く。その裏、旭川志峯が1死一、二塁のチャンスを構築。5番・石田健心内野手(3年)が中堅の頭を越える適時打を放ち、すぐさま逆転に成功した。続く四回には1番・熊野瑠威外野手(3年)の右翼線への適時三塁打で追加点を挙げた。

 援護をもらった河合は、毎回走者を背負いながらも、粘りの投球を見せる。五回終了時にはすでに115球を投じていたが、マウンドは最後まで譲らなかった。九回に1点を返されたが、最後は白樺の上一颯(いっさ)主将(3年)を一ゴロに仕留め、喜びを爆発させた。旭川大学高から学校名が変更となり、旭川志峯の校名としては初の甲子園出場を決めた。

 白樺は相手を上回る13安打を放ちながら残塁が16。投手陣を継投しながら、接戦に持ち込んだが、勝負所での1本が出なかった。

▼監督、選手コメント、投打成績、写真は以下▼

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