《平川弘のCool Eye》力のあるチームとの対戦が続く。最初の鳥栖戦は今後を占うゲームになる
開幕前の予想通りにはならず
魔界と言われているJ2は、しばしのインターバル。23試合を終了した時点でまさか? の水戸が首位に位置している。開幕前の予想では個人的に磐田、札幌、長崎、山形あたりを推したが、前半戦はいずれも苦戦して、まったく思い通りになっていない。ただ徐々に上位グループに近づいていく雰囲気はある。
8月は勝負の月
残り15試合。札幌にとってインターバルが明けてからの8月は勝負の月と言っていい。鳥栖、長崎、秋田、甲府、大宮との5試合をこなす日程。4位の鳥栖、8位の長崎、5位の大宮と力のあるチームとの対戦が続くので、ここを勝っていくことがプレーオフに滑り込む最低条件となる。
とくに最初の鳥栖戦は今後を占うゲームになると言っても過言ではないと思う。札幌とともに序盤は下位に沈んでいた鳥栖だが、今はチーム状態が好転し、勝負強さを発揮している。札幌は自分たちの流れになった時にいかに得点するか、決定力が問われる。
ロス五輪世代の原は札幌での活躍を A代表に選出された佐藤のように
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MF原がU-22日本代表に選出された。今回の活動はウズベキスタン遠征で、ウズベキスタン代表とサウジアラビア代表と2試合を行うもの。このグループは最終的には2028年ロサンゼルス五輪を目指すチームをつくるためのものだが、U-23アジアカップやU-20W杯等をも見据えている。まだまだ先は長く、生き残るには所属チームで主軸としての活躍が不可欠だろう。
同年代でA代表に選出されたMF佐藤(岡山)のようにポジションをつかめば、一気に道は開ける。原は1対1でのドリブルの仕掛けに特長がある選手。相手DFを抜き去る確率をもっと高めること。それだけでなく、チームとしての仕事をこなした上で、自分の特長を出す総合力が求められる。
青木からポジションを奪えれば
現在だと左のサイドハーフだが、そこにはMF青木がいる。3バックのウイングバックであればチャンスは多いが、4バックだと青木を他のポジションに追いやらないと。それくらいじゃないと、U-23でも生き残れないだろう。
どこにでもフィットできる能力
横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスがシンガポールのクラブに移籍した。体制批判でいづらくなったのだろう。札幌を出て行った時もそうだったが、助っ人の彼らは仕事人だからどこへでも行く。でも何でシンガポール? 移籍金は低いが、生活環境が良いという。本当かな? でも、どこにでもフィットできるAロペスはたくましい。
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