コンサドーレ
2023/02/25 21:25

ホーム開幕戦は神戸に1―3完敗 DF岡村「最悪。すごく悔しい」3年ぶりJリーグ出場のGK具聖潤は「申し訳ない」

後半44分、相手MF山口蛍(右)に3点目のゴールを許したGK具聖潤ら札幌の選手たち(撮影・松本奈央)

■J1第2節 札幌1―3神戸(25日、札幌ドーム)

札幌ドームに1万7078人 全席声出し応援解禁も

 わずかな緩みから、守備は崩壊した。今季のホーム開幕戦。雪の降りしきる中でも、札幌ドームには1万7078人の観客が集まった。全ての席で声出し応援が解禁。キックオフが近づくにつれて、ボルテージは自然と高まっていったが、神戸に1―3と完敗。サポーターに勝利を届けることはできなかった。

 前半9分、相手の高い位置からのプレスでボールを奪われると、最後は元日本代表FW大迫勇也(32)にネットを揺らされた。巻き返したい後半も14分、44分と立て続けに失点。後半アディショナルタイムに金子のPKで1点を返したが、時すでに遅し。今季初勝利を挙げることはできなかった。

岡村「覇気感じられなかった」ミス続いた気の緩み指摘

 3バック中央で守備を統率したDF岡村大八(26)は「最悪ですね。個人の出来どうこうよりも、チームの結果が出なかったというところがすごく悔しい」と唇をかんだ。マークの緩みや、ボールを奪われたあとの切り替えなど、いずれの失点も防げるものだった。「特に3失点目のスローイン(からの失点)は、1個目に(マークに)付いてた選手がまず緩いと思いますし、ファーストタッチでちょっと大きくなったところで(中村)桐耶も出られたと思います。2個、3個ミスが続くとそういうふうになってしまう」と指摘した。

 さらに岡村には、3失点よりも気になることがあった。「今回は覇気っていうところをちょっと感じられなくて、すごく悔しかった。やられてから言うのではなくて、やられる前に言えることもすごく大事。ちょっと気が緩んでいるなと思ったら、活を入れたりできたらいいかなと思います。人に言う以上、自分がもっとやらなきゃいけない」。チームを前に進めるためには、自らが嫌われ役になることもいとわない。

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