士別翔雲・大橋が１失点完投＆決勝打

　士別翔雲は釧路江南を４－１で下し、３年連続の開幕戦勝利で８強入りした。

　士別翔雲の先発は最速１４５キロ右腕・大橋広翔（３年）、釧路江南は佐藤勝輝（３年）のエース対決となった。

　最初に試合を動かしたのは士別翔雲。０－０の二回、先頭の大橋がチーム初安打となる三塁強襲打で出塁すると、犠打と右飛で２死三塁。背番号１２の細川皓生一塁手（２年）が右中間を破る適時二塁打を放って先制した。

　釧路江南の反撃は打線が２巡目に入った四回。２番・須田唯斗右翼手（２年）が相手守備の失策で初めて先頭打者が出塁。２つの四球と犠打で１死満塁とすると、暴投で三走の須田が生還。無安打で得点し、試合を振り出しに戻した。

　同点で迎えた八回、士別翔雲打線が爆発した。先頭の３番・諸岡洸佑中堅手（３年）が中前に落ちる二塁打。４番・大塚叶夢捕手（３年）の内野安打で無死一、三塁と好機を広げると、５番・大橋が左前に勝ち越しの適時打を放って自らを援護。さらに１番・森下大翔二塁手（３年）の右前打などで２点を追加し、４－１と大きくリードした。

　大橋は七回に初安打を許したが、その後も１３０キロ台中番の直球とチェンジアップを駆使して、最後までマウンドを守り切り、１失点完投勝利した。