《磐田戦前日》チーム状況は全く違う。メンバーも、選手たちの自信や確信も《岩政Talk》
■7月11日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
練習後の岩政大樹監督(43)の一問一答は以下の通り。
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―昇格を目指すライバル同士の対戦
「みんな昇格を目指している。僕は順位表も見ていないので、とにかく自分たちの立ち位置が大事と話している。その繰り返しの最中だと思っています。相手は一貫して取り組んでいる印象がある。逆に言えばパターン化されている。分析しやすくなっているので、それに対してどうするかを選手にしっかり伝えて準備していきたい」
―前回対戦はホームで大敗。磐田の調子が良かったか
「あのとき磐田は3連敗(後に今治と引き分け)で来ていた。うちは(山形に)勝った後だったので、今と状況は似ている。彼らの本来のポゼッション(サッカー)よりも、どんどん背後に送り込んで走ってきた。そのかみ合わせが、そのときの自分たちにとっては悪かった。リーグ戦ってそういうもの。うまくかみ合わなかった試合だと思います」
―勝負のポイントは
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「ある程度、自分たちでペースを握れると思うし、彼らの個の強さもあってペースを握られる展開もあると思う。その流れに伴った判断ができるかどうか。お互いシーズンを半年進めて、ある程度は何が起きるか想定できる。後半戦は、どちらもそう。そんなに想定は外れないと思うので、その瞬間に適切なプレーが選べるか。そういう試合展開になると思う」
―宮の沢で初の非公開練習。選手の意向か
「総合的に判断しました。流れ、選手たちの空気感も含めて。大きく流れを崩さない方がいいだろう、と。物事には何でも善し悪しがある。公開しているから良くないとは捉えてない。それぞれ良いところ、悪いところがある。今は世界中のチームが非公開にしているが、僕はどちらかと言えば『どうなんだろう?』と思っている。この(公開する札幌の)スタイルは独自で良いなと思っています。人間ですから、日常的に同じ習慣が繰り返されることによる慣れや飽きはある。そこで前日だけ非公開になることで、習慣的に周りに人がいる状況で練習しているのに、突然人がいない中でやることになって集中力が増すことはある。これが当たり前になると、また同じに戻る。今のバランスが良いと思っています」
―前回はゴールデンウィークの過密日程の中で戦った。今回はケガ人も多く復帰して力を発揮しやすい状況にある
「正直に言えば、チーム状況は全く違う。メンバーも、選手たちの自信や確信も。自分たちはこれで戦うというものをつくっている段階と、できてきた段階では当然違いがある。同じような展開になることもあるが、そうじゃない部分も多くなると思う。なので前回の対戦を参考にするつもりはない。ただジュビロは一貫性を持ってトレーニング、試合をしている印象。僕たちのスカウティングでは参考になる面がある。振り返ると、あのときはかみ合わせが悪かった。それを踏まえてあしたの戦術、戦略を準備している。それをしっかりはめることが大事。はまらなければ修正して試合を進めていくことが大事と思っています」
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