コンサドーレ
2025/05/06 17:20 NEW

【プレーバック・コメント入り】J2第14節 札幌2-4磐田

肩を落として引き揚げる札幌の選手たち=撮影・松本奈央

■5月6日、札幌・大和ハウスプレミストドーム

序盤の3失点響いて2連勝ならず

 北海道コンサドーレ札幌はジュビロ磐田とホームで対戦し、2-4で敗れた。札幌は4点を先行されてからパワープレーなどで2点を奪ったが、今季2度目の2連勝とはならなかった。

 ゴールデンウイーク最終日に行われた連戦最後の一戦。互いに中2日の試合で、前節に敵地で勝利している札幌は山形から、直近6試合で勝利がなかった磐田は今治からの移動をともなったが、試合の序盤は思わぬ立ち上がりとなった。

 前半1分。まだ30秒ほどのところで自陣右サイドのDFライン裏のスペースを狙われ、ロングボールで一気に突破される。抜け出した相手MF倍井に先制ゴールを決められ、同20分の自陣FKの場面でもオウンゴールで失点を許した。

 同25分には自陣ゴール前で相手のミドルシュートが左ポストに跳ね返り、そのボールをDF家泉怜依(25)のイージーなトラップミスから奪われて3失点目につながった。

 たまらず札幌はまだ前半37分のところで2トップのFWアマドゥ・バカヨコ(29)、金健熙(30)を下げ、MF田中克幸(23)、FWジョルディ・サンチェス(30)を入れ、布陣も3-4-3に変えて反撃に出る。

 すると同38分、代わったばかりの田中克からワンタッチでのフィードで右サイドをMF近藤友喜(24)が抜け出し、サンチェス、DF中村桐耶(24)が走り込んだゴール前へ絶好のボールを入れたが、ここは惜しくも相手DFに触られてゴールとはならなかった。

 田中克は同40分にも左サイドの中村へロングスルーパスを通し、得点のにおいを感じさせるプレーを連発。同43、44分にも連続でミドルシュートを放ったが、ここも得点にはできなかった。

 ハーフタイムにMF荒野拓馬(32)に代えてMFスパチョーク(26)、後半20分にはMF青木亮太(29)に代えてFW白井陽斗(25)を入れ、より攻撃的な布陣とした。しかし、同25分には逆に追加点を奪われる展開に。相手GKのロングボールから家泉がつり出され、空いたスペースにワンタッチパスを入れられると、2CBがいない状態でまたも倍井に抜け出され、4失点目を喫した。

 同27分には札幌5人目の選手交代でMF長谷川竜也(31)を投入。同30分頃からは家泉を前線に上げてパワープレーを仕掛ける。すると32分、田中克のアーリークロスを家泉が競り、中村がヘッドで折り返してサンチェスがヒールで流し込み、自身リーグ戦初ゴール。同36分にはDF西野奨太(20)の左クロスに家泉がヘッドで押し込んで2点目を奪った。

 しかし、反撃もここで終わり。ホームで4試合連続の勝ち点奪取とはならず、順位も2つ落として14位となってしまった。

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